アトロピン点眼(アトロピン)、屈折検査に使われる目薬のまとめ

アトロピン点眼(アトロピン)、屈折検査に使われる目薬のまとめ

屈折検査には、調節麻痺のためにアトロピン点眼(アトロピン)、サイプレジン点眼(シクロペントラート)、ミドリンP(トロピカミド、フェニレフリン)などが使われます

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アトロピン点眼(アトロピン)、屈折検査に使われる目薬のまとめ

由来

  • 特になし

 

由来はないが、そのまま成分名なので覚えやすい

 

特徴

  • 散瞳・調節麻痺点眼剤であり、虹彩の瞳孔括約筋を弛緩させ散瞳を、毛様体筋を弛緩させ調節麻痺を引き起こす

 

アトロピン点眼(アトロピン)はムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断して、アセチルコリンがくっつけないようにします。

 

 

用法用量

  • 1日1〜3回、1回1〜2滴点眼

 

重大な副作用

  • 特になし

 

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経験したこと

アトロピン点眼(アトロピン)に関連して、眼科の屈折検査をまとめておく。

 

ヒトの目は調節機能を持つため、遠くから近くまでピントを合わせることができる。つまり自然と光の屈折を調節して、屈折値が変化している。この屈折の調整は特に小児では強く、真の屈折値を測定することが難しい

 

そのため、正確な屈折値を測れるように点眼薬を使って調節を麻痺させて屈折検査を行う。屈折検査は眼科検査の基本であり、小児の眼鏡を作る時やレーザー角膜内切削形成術などで行われる。

 

屈折の調節を麻痺させる目薬として使われるのが以下のものである

 

  • アトロピン点眼(アトロピン)
  • サイプレジン点眼(シクロペントラート)
  • ミドリンP(トロピカミド、フェニレフリン)

 

 

アトロピン点眼(アトロピン)

調節麻痺作用が強く、点眼してから数時間後に最大となる。調節麻痺は2週間前後続く。また散瞳は30分くらいで最大になり、散瞳は1週間前後続く。

 

効果が強い分、顔面紅潮、発熱、口渇、幻覚、興奮、頻脈、発汗異常などの全身の副作用が出ることがあるため注意が必要

 

サイプレジン点眼(シクロペントラート)

アトロピン点眼(アトロピン)と比べてサイプレジン点眼(シクロペントラート)は調節麻痺作用は弱いが、点眼してからの効果発現が早く、点眼してから1時間後くらいで最大になる。また調節麻痺は24時間前後続く。また散瞳は1〜2時間くらいで最大になり、散瞳は3日前後続く。

 

サイプレジン点眼(シクロペントラート)はpHが3.5〜5.5と低く、目にしみやすいため子供が泣いてうまく使えない可能性がある

 

ミドリンP(トロピカミド、フェニレフリン)

ミドリンP(トロピカミド、フェニレフリン)は、サイプレジン点眼(シクロペントラート)よりも調節麻痺作用は弱いが、点眼してからの効果発現が早く点眼してから30分後くらいで最大になる。また調節麻痺は6時間前後続く。散瞳も30分くらいで最大になり、散瞳も6時間前後続く。

 

ミドリンP(トロピカミド、フェニレフリン)だけでは弱いため、サイプレジン点眼(シクロペントラート)と併用されることが多い。

 

 

そしてこれらの目薬を点眼した後は、調節麻痺や散瞳が回復するまでは自動車の運転を控えたり、太陽などの強い光を直視しないようにサングラスをかけるなどの指導が必要。

 

まとめ

  • 屈折検査には、調節麻痺のためにアトロピン点眼(アトロピン)、サイプレジン点眼(シクロペントラート)、ミドリンP(トロピカミド、フェニレフリン)などが使われる
  • アトロピン点眼(アトロピン)は、調節麻痺や散瞳が長く続くため、自動車の運転を控えたり、サングラスをかけたりする指導が必要

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