![イノラス配合経腸用液、味とにおいをテイスティング!!](../img/header.jpg)
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特につなげられない。
イノラス配合経腸用液は、ラコールNFの進化版のようなイメージで、今までの栄養剤よりも含まれているカロリーが高い。そのため従来のものより少ない量で高カロリーを摂取できる。その代わり、イノラス配合経腸用液は水分含量は約75%と少ないため脱水に気をつける必要がある。
イノラス配合経腸用液の栄養成分は1袋(187.5ml、300kcal)以下のようになっている。
TPNを行う際に、微量元素を加えることが推奨されているように、長期経管栄養をしていると微量元素が不足しがちである。イノラス配合経腸用液はビタミンや微量元素を配合していて、3袋取ることができれば1日に必要な微量元素やビタミンを摂取することができる。特にセレンが入っているのは大きい。セレンは心筋や骨格筋の統合性の維持、核酸代謝、抗酸化作用などをもつ。
当たり前だが、経口食で栄養摂取できるときは、経口食にきりかえる。
また下痢などを起こすことがあるため、経管の場合は低速度から投与を開始する。さらに詰まる可能性があるため、チューブのフラッシュが必要。チューブはDEHPを含んでいると溶出するため、DEHPを含まないものが望ましい。
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イノラス配合経腸用液の勉強会をした。勉強会とともに試飲もしたため、個人的な感想をまとめておこうと思う。
イノラス配合経腸用液はヨーグルトフレーバーとりんごフレーバーがある。フレーバーなので、どちらも見た目の色はほぼ変わらずクリーム色のような色をしている。
ヨーグルト味は、においはあまりヨーグルトの香りはしない。実際に飲んでみると、最初のインパクトはいつもの栄養剤のあの味がくる。遅れて1秒後くらいにヨーグルトの味がした。
リンゴ味は、においは結構りんごの香りがする。実際に飲むと香りの割にはりんご味が薄く感じた。
好みがわかれると思うが、私はヨーグルトの方が好きだ。加温して温かいバージョンも飲んでみたが、うん、まずい(笑)ちなみに加温する場合は、高温(70℃以上)を避けて、未開封のまま湯煎する。
保存などは凍結保存や室温を上回る温度下での保存は避けるとなっている。また開封後は冷蔵庫に保管して24時間以内に使用となっている。
イノラス配合経腸用液は栄養成分としては優秀な気がしたが、もう少し味の改良が必要だと感じた。いくら成分が優秀でも患者さんが受けつけてくれなければ、栄養はゼロとなってしまう。他のフレーバーなどが出ることに期待!!