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ドパストン静注(レボドパ)はパーキンソン病治療薬に分類される。作用機序の前にパーキンソン病について簡単に確認する。
パーキンソン病は脳内のドパミンと、アセチルコリンのバランスが取れていない状態である。ドパミンが少なく、アセチルコリンが多い状態で、よくシーソーみたいな絵で例えられる。
、マドパーからの換算量は?1.png)
シーソーをバランスよくするにはどうすればいいだろうか?てこの原理は無視すると、重りを足して釣り合わせるという方法になると思う。つまり、ドパミンを増やして、アセチルコリンは減らせばバランスがよくなる。
さて、ドパストン静注(レボドパ)であるが、これはドパミンの前駆物質で、ドパミン作動性神経でドパミンに変えられる。要するに不足していたドパミンが補充される。
、マドパーからの換算量は?2.png)
その他注意として、アルカリ溶液中で分解し、着色(褐色 〜黒色)するので、アルカリ性注射剤との混合は 避けること。となっている。
詳しくは、経験したことへ。
医師から相談の電話があった。
医師「マドパーを使っている患者が、手術予定になって注射に切り替えたいのですが、どうすればいいでしょうか?」
パーキンソン病治療薬を中止や減量することによって、運動不能、深部静脈血栓症、肺塞栓症、誤嚥性肺炎、便秘や術後イレウス、超高熱などといった合併症が起こりうる。
私「うーん、あれですよ。あれ(笑)名前がパッと出てきません。先生、名前も含めて折り返すので、量を教えてもらってもいいですか?」
医師「マドパー300mgです。お願いします。」
本当に、最近「あれ、それ」など失語が多い(笑)どこにあるのかは覚えているので、注射庫へ行きドパストン静注(レボドパ)と思い出す。
私「名前だけじゃなくて、先輩に教えてもらった換算量も忘れた〜。」
覚えとけよ!!というツッコミがきそうだが、忘れてしまったものは仕方ない。だから今まとめている(笑)
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というわけで、メーカーさんに問い合わせる。
私「手術予定の患者さんがいて、マドパーからの切り替えで、ドパストン静注(レボドパ)に換算するとどうなりますか?」
メーカーさん「二つありまして、配合錠に対して1/2と1/4になります。1/2は、手術、イレウス、悪性症候群などで経口摂取不可の場合になります。1/4はそれ以外のケースです。ですので、今回の場合ですと150mgになります。」
、マドパーからの換算量は?3.png)
私「添付文書の量超えてますけど、それでもいいんですか?」
メーカーさん「それも、どの先生方も同じ反応をされます(笑)添付文書が作られたのが、かなり前でして、当時はその量などで間に合っていたんです。ですが、今は色々な薬が出てきてまして、足りなくなっているんです。今まででレセプトでダメになったという話も弊社の知る限りではありません。」
私「へぇ〜そうなんですね。貴重なお話しありがとうございました。」
やはり、先輩から聞いた話だけでなく、自分で話を聞くととてもタメになった気がした。