ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)、ドライアイの種類のまとめ

ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)、ドライアイの種類のまとめ

ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)は粘稠化剤としてPVP(ポリビニルピロリドン)を新たに添加して1日3回になった。ドライアイには、水分の足りないタイプと油の足りないタイプの2つの種類がある

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ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)、ドライアイの種類のまとめ

由来

  • ジクアホソルナトリウム+アクアス (Aquas:ラテン語で水の意味)。「LX」はLasting extendという造語に由来し、効果をさらに長く引き伸ばす持続性を意味している

 

成分名とはつなげやすい

 

特徴

  • P2Y2受容体作動作用を有する、日本初の1日3回点眼のドライアイ治療剤
  • 添加剤に塩化ベンザルコニウムを含まない点眼剤

 

 

ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)は結膜組織に作用し水分およびムチンを含む涙液の促進作用とともに、角膜上皮の膜結合型ムチンの発現・産生促進作用により、涙液を量的・質的の両面から改善する

 

ジクアス点眼の用法用量は1日6回だが、ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)は粘稠化剤としてPVP(ポリビニルピロリドン)を新たに添加することで、点眼回数を1日3回に低減になった。

 

用法用量

  • 1回1滴、1日3回点眼

 

重大な副作用

  • 特になし

 

経験したこと

  • ジクアスLX点眼(ジクアホソルナトリウム)に関連してドライアイについてまとめておく

 

 

ドライアイは、目が乾く、目が疲れる、目が赤い、目の違和感、目がゴロゴロするなどといった症状がある。涙液は油層と、ムチンの混ざった水層の2層からなる。そのため、ドライアイには大きく2つのタイプがある。

 

  • 涙液減少型ドライアイ(水分の足りないタイプ)
  • 蒸発亢進型ドライアイ(油分の足りないタイプ)

 

これらのうち、どちらのタイプなのかを検査を行う。

 

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涙液減少型ドライアイ(水分の足りないタイプ)

ジクアス点眼(ジクアホソルナトリウム)で水分分泌を促す。その他、ヒアレイン点眼(ヒアルロン酸ナトリウム)で水分を補う。ムコスタUD点眼(レバミピド)もジクアス点眼(ジクアホソルナトリウム)と同じくムチン分泌を促進する作用がある。

 

蒸発亢進型ドライアイ(油分の足りないタイプ)

蒸発亢進型ドライアイ(油分の足りないタイプ)はマイボーム腺から出てくる油が混濁したりネバネバしていることがあり、病院でこれを取り除く処置をしたりすることがある。また家でもOTCを使って温めたり清拭すると効果的な場合もある。(温罨法、眼瞼清拭)

 

ジクアス点眼(ジクアホソルナトリウム)が作用するP2Y2受容体はマイボーム腺にもあることから、ジクアス点眼(ジクアホソルナトリウム)脂質分泌を促す可能性があり蒸発亢進型ドライアイ(油分の足りないタイプ)にも使われる。

 

その他眼瞼縁に炎症などが見られる場合はタリビッド眼軟膏(オフロキサシン)、サンテゾーン眼軟膏(デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム)などが使われる。

 

まとめ

  • 涙液は油層と、ムチンの混ざった水層の2層からなり、どちらかの異常がドライアイの原因となる

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