アコファイド(アコチアミド)は世界で初めて、FD(Functional Dyspepsia);機能性ディスペプシアで適応をとった薬です。用法用量が食前の理由としては、食後の症状を抑えることと、吸収の良さということがある。
ツムラ麦門冬湯、気管支喘息における小青竜湯との使い分け
麦門冬湯は水を潤すことで作用するので、気逆の状態に適しています。気管支喘息において小青竜湯と比べた場合、麦門冬湯は乾燥しやすい高齢者に使いやすいです。
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麦門冬湯は咳に使われるが以下のような咳に特に適している。
これには気逆という漢方の考え方が重要となってくる。葛根湯や桂枝湯は発汗させて体の中に入ってきた邪を治すという機序で風邪に有効とされている。ただ薬に限らず自然治癒においても発汗することで風邪がよくなるケースが多い。発汗することによって体の水分は失われる。
漢方の考え方では体の中に火と水があり、両者がバランスを保っていると考えられている。しかし先ほどのように水分が失われると、このバランスが崩れ相対的に火が増える。火の勢いが強くなることで、生体エネルギーの気が逆流する気逆となる。
通常は気の流れは上から下、中枢から末梢へと流れる。気逆はそれの逆が起こり、下から上へと流れることになる。そのため咳込みが発作のように起こったり、顔が赤くなることがある。
その他に水分が足りない状態なので、痰はあっても切れにくい状態になる。舌は赤く乾燥していたり苔が少なく、脈が沈んだ脈となる。
そのような気逆に対して麦門冬が体の中の深い部分にある水を潤してくれることによって作用する
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麦門冬湯は気管支喘息にも使われるが、小青竜湯との使い分けをまとめておく。
先ほどのように麦門冬湯は水を潤すため、これらのことから麦門冬湯はどちらかというと、乾燥しやすい高齢者に使いやすい。