シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)、e-ラーニングを確認してから調剤する

シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)、e-ラーニングを確認してから調剤する

シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)は、免疫舌下療法で体質を改善します。3年以上の内服継続が推奨されていて、調剤はe-ラーニングの確認をしてから行わなければなりません。

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シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)、e-ラーニングを確認してから調剤する

由来

  • 特になし

 

特徴

  • 本邦初のスギ花粉症に対する減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬の舌下錠。
  • 1日1回、舌下に投与し、1分間保持した後飲み込む舌下錠。

 

花粉症の原因の1つであるスギ花粉が体内に入った時に、体はそれを異物と捉えて、排除しようとする。その結果、鼻水などのアレルギー症状を引き起こす。

 

 

普段体内に入っていないから異物として反応してしまうので、持続的に投与し続けることで異物として認識させなくしようとするのがシダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)である。

 

用法用量

  • 投与開始後1週間は、シダキュアスギ花粉舌下錠2000JAUを1日1回1錠、投与2週目以降は、シダキュアスギ花粉舌下錠5000JAUを1日1回1錠、舌下にて1分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがいや飲食を控える。

 

スギ花粉が飛んでいる時期だと、体が過敏に反応する可能性があるため、飛んでいない時期に開始する。また時間をかけて体に慣れさせるため、3年以上継続することが推奨されている。

 

 

なお、5歳以上であれば、基本的に使えるとされている。

 

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー

 

経験したこと

姉妹店のヘルプに行ったときに、シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)があったので、教えてもらったことなどをまとめておく。

 

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花粉症の原因の1つであるスギ花粉。毎シーズン悩む人も多いのではないだろうか。以前までは、皮下注射をすることで体を慣らしていく皮下免疫療法が行われていたが、今回のシダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)は舌下免疫療法である。私自身の感覚としてもそうだが、注射よりかは錠剤の方が治療しやすいのではないだろうか。シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)より前に、シダトレンも発売されていたがそれよりもさらにお手軽になった気がする。年齢、剤形、保管、保持時間全てにおいて改良されていると感じる。

 

 

お手軽そうに見えるが、いくつか面倒なところがある。まずスギ花粉のみにしか効かないため、スギ花粉であることを確定させなければならない。次に用法用量でも述べたが、長期間服用しなければならない。そして最後に薬剤師の仕事面になってしまうが、e-ラーニングの確認をしなければならない。

 

 

シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)は、e-ラーニングを受講し終えた医師でなければ処方することができず、メーカーに確認が取れてからでないと調剤できない。また処方医師から患者に渡される患者携帯カードも確認しなければならない。

 

色々と面倒ではあるが、効果も次の花粉シーズンから出るとされており、人生単位で他の花粉症の薬を飲むことを考えると、シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)で数年間治療して体質改善ができるのであれば元はとれるのではないかと思った。

 

まとめ

  • シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)は、舌下免疫療法で体質を改善する。
  • シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)はスギ花粉にしか効かない。
  • シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)は3年以上の継続が推奨されている。
  • シダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉原末)はe-ラーニングの確認をしてから調剤する。

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