ガスター(ファモチジン)、蕁麻疹の適応外使用

ガスター(ファモチジン)、蕁麻疹の適応外使用

ガスター(ファモチジン)は蕁麻疹に適応外使用されることがあります。その作用機序としては皮膚の血管内皮細胞にあるH2受容体を遮断することと考えられています。

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ガスター(ファモチジン)、蕁麻疹の適応外使用

由来

  • Gastric Ulcer(胃潰瘍)を治療するなどの意味

 

特徴

  • 持続的な胃酸分泌抑制作用を発揮する。

 

 

ガスター(ファモチジン)は通常、胃の壁細胞にあるH2受容体を遮断することで、消化性潰瘍治療薬として使われる。

 

しかし今回の備忘録はそちらではなく、蕁麻疹におけるガスター(ファモチジン)とH1ブロッカーとの保険適応外での併用である。その作用機序としては、皮膚の血管内皮細胞にはH1受容体だけではなく、H2受容体も存在していて、そこを抑えることでヒスタミンによる蕁麻疹を抑えることができると考えられている。

 

 

その他にもH2ブロッカーが肝臓に作用して、H1ブロッカーの代謝を遅らせることでH1ブロッカーの血中濃度をあげるなどの作用があると考えられている。

 

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用法用量

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎によ る)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison 症候群
  • 1回20mgを1日2回(朝食後、夕食後または就寝前)経口投与。1回40mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。適宜増減

 

胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善。急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
  • 1回10mgを1日2回(朝食後、夕食後または就寝前)経口投与。1回20mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。適宜増減

 

今回の蕁麻疹におけるガスター(ファモチジン)とH1ブロッカーとの保険適応外での併用では、1回10mg1日2回などで使う。

 

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー、再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜 眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、肝機能障害、黄疸、横紋筋融解症、QT 延長、意識障害、痙攣、間質性腎炎、急性腎障害、間質性肺炎、不全収縮など

 

経験したこと

ガスター(ファモチジン)に関連して蕁麻疹をまとめておく

 

 

蕁麻疹は紅斑や膨疹などが生じ、多くは痒みを伴い原因によって以下のようにわけることができる。

 

  • 特発性の蕁麻疹
  • 刺激誘発性の蕁麻疹

 

特発性の蕁麻疹

明らかな原因は無く、特定の刺激で皮疹を誘発できない蕁麻疹。さらに発症が6週未満であれば急性蕁麻疹、6週以上であれば慢性蕁麻疹とわけることができる。特発性の蕁麻疹は第二世代の抗ヒスタミン薬が基本となる。至急性が高い場合や重症な場合は外来で、ポララミンやステロイドの注射などを行う。それでもダメなようなら、抗ヒスタミン薬の増量や多剤併用などを考慮する。

 

さらにそれでもダメなら、今回のガスター(ファモチジン)などのH2ブロッカー、ロイコトリエン拮抗薬、トラネキサム酸などの適応外使用薬を補助的に併用する。

 

これらの薬で症状が抑えられている状態をまずは維持して、完全に症状がでない状況を維持出来たら減量などを試みていく。

 

刺激誘発性の蕁麻疹

明らかな原因があり、特定の刺激により皮疹を誘発できる蕁麻疹。食物、薬、日光、寒冷、運動など様々な原因が存在するので、それらの除去や回避を最優先とする。症状に応じて、こちらも特発性の蕁麻疹と同じ薬などを用いる。

 

まとめ

  • ガスター(ファモチジン)は蕁麻疹に適応外使用されることがある

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