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英語が強くないとわからない。わかったとしても何を楽にするんだっけ?となりそう。
てんかんは、ニューロンからの異常な放電の広がりが原因であると考えられている。よってニューロンの異常な放電を抑えることができれば、発作を抑えられることになる。ニューロンが放電するには、神経の脱分極が必要であり、これにはいくつかのイオンチャネルが関わっている。
アレビアチン(フェニトイン)の作用機序は、そのうちのナトリウムチャネルを遮断することで、ナトリウムが細胞内に入るのを抑制する。よって神経の脱分極が抑えられる。神経の脱分極が抑えられれば、ニューロンの放電が抑えられるため、てんかんに効くということになる。
別ページ、配合変化、薬剤師と看護師で協力するにもあるように、アレビアチンは製剤としてみると、pH12と塩基性を示す。
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眼振、構音障害、運動失調などが過量投与時に現れ、中止または減量で消失する。他にも心筋に直接作用して、徐脈や血圧低下を起こすこともある。よって、血中濃度測定することが望ましく、トラフ値が10〜20μg/mlが推奨とされている。
先生から、「アレビアチン(フェニトイン)を使いたいが、パソコンの画面に警告文が出てくる」と電話があった。話を聞いていると、希釈でエラーが起こっているようだった。
久しぶりにアレビアチン(フェニトイン)の処方が来て、自信がなかったため調べて折り返すことに。
困ったときの注射薬監査マニュアルである。調べてみると、「生理食塩水、注射用水であれば4倍希釈まで」と書いてある。これだ。
先生に調べた内容を伝えると「そうしたら生食50mlはダメってことだよね?生食20で希釈したら、5分以下で落とすことになるよね。アレビアチン(フェニトイン)は痛がる患者多いから、ゆっくりにしたいな・・・決めた!生食は50mlにします。」
こんな感じで先生のご判断で希釈が決定。先生の経験上、アレビアチン(フェニトイン)は痛がる人がいるらしい。ホストイン(ホスフェニトイン)を本当は使いたかったらしかったが、当院は採用がない。先生の業界ではホストイン(ホスフェニトイン)の方が、スタンダードらしい。全く知らなかったので、今度時間があるときに調べてみようと思った。