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メーカーさんいわく、FENtanylと鳥栖市からTOSを組み合わせて命名したそうだ。久光は鳥栖に工場を持っている。
フェントステープ(フェンタニルクエン酸)の作用機序としては、オピオイドμ受容体刺激作用による。
オピオイド受容体は主に鎮痛に関わる受容体であり、μ(ミュー)、δ(デルタ)、κ(カッパー)といった、いくつかの種類がある。そのうちの一つであるμ受容体を刺激する。
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換算表は、各メーカーによって微妙に異なるため、おそらく各施設参考資料があると思う。なお、初回貼付用量として6mg以上は経験が少なく、8mg以上は推奨されないとなっているため、注意が必要である。経験上、一番はじめの導入初期で2mg以上出す先生は見たことがない(導入初期なら、2mgでも念のため確認した方がいい気がする)。
そして初回貼付後は呼吸抑制を起こす可能性があるため、2日間は増量を行わないこととされている。鎮痛効果が得られるまでに時間がかかる可能性があるため、使用参考例をもとに切り替え前のオピオイドを使うことが望ましいとされている。
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内科の先生から、非癌性疼痛で使えるオピオイドはあるか?という問い合わせがあった。
先生「うちってデュロテップってあるんだっけ?」
私「うちは置いてないです。フェントスはいかがですか?」
先生「フェントス大丈夫なんだ。そうしたらフェントスにするよ。」
早速処方が飛んできた。カルテを見ていると、透析をしている患者で、全身に疼痛があるようだった。整形外科にもコンサルトしていた。トラムセットを使用していたが、疼痛コントロールは不良そうだった。ここで、ふと思い出す。
私「あ、eラーニング忘れてた!」
先生と電話しているとき、他の業務に追われて、eラーニングのことを全く忘れていた。
久光のホームページから、検索したが、やはりその先生の名前がなかった。
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幸いなことに、コンサルしていた整形外科の先生の名前はあった。再び内科の先生に電話する。
私「先生、すいません。適応自体は問題ないのですが、適正使用のためにeラーニングをしなくてはいけないんです。整形外科の先生は取得されているようなので、そちらの先生に経緯を説明して、処方を打っていただくようお話ししてもらえませんか?」
先生「そうなんだ。お願いしてみるよ」
数時間後、整形外科の先生から電話が来て無事にフェントステープ(フェンタニルクエン酸)1mg/日で処方を入れてもらいました。
使用開始した3日後くらいに患者に話を聞きにいった。言葉も聞き取りにくく、筆談など色々試してみたが、「全身が痛い」としか言わず、NRSの判定もできない状態だった。看護師さんのカルテ的にはやや傾眠傾向だったが、効果は少しありそうだった。
使用して6日目くらいで、フェントステープ(フェンタニルクエン酸)2mg/日に増量。再び、増量してから3日目くらいで患者のところに行ったが、透析でいなかった。また後で来てみようと思っていたが、透析時に急変してお亡くなりになった。
結局、フェントステープ(フェンタニルクエン酸)が効いていたのか、効いていなかったのかは謎である。
慢性疼痛のeラーニングって全国的には、ちゃんと守られているのかなぁ・・・とても気になる。みなさんも忘れないようにご注意を!!