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ミカルディスとの3剤合剤というのはわかるが、アムロジピンとヒドロクロロチアジドを引っ張ってくるのが困難。いつも合剤のときに思うが、それぞれの頭文字をくっつけてくれれば覚えやすいのに・・・
ミカトリオの作用機序としては、ARB、Ca拮抗薬、チアジド系利尿薬の3つの成分からなる配合剤になる。
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高血圧治療ガイドライン2014では、2剤併用として、ARBとCa拮抗薬又は利尿薬、ACE阻害薬とCa拮抗薬又は利尿薬、Ca拮抗薬と利尿薬を推奨している。また2剤併用で十分な効果が得られない時は、ARBあるいはACE阻害薬とCa拮抗薬、利尿薬の3種類の併用を推奨している。服用する数が3種類と増えることでアドヒアランスの低下を起こしうる。それを防ぐために合剤でアドヒアランスの向上を狙っているようだ。
原則として、テルミサルタン80mg、アムロジピン5mg、ヒドロクロロチアジド12.5mgを一定期間継続して併用して血圧コントロールが得られている場合に切り替えを検討するとの注意書きがある。ここでの一定期間とは8週間ほどをさすようで、縛りがかなり厳しい。
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合剤となった分、かなり多い
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ミカトリオ(テルミサルタン、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジド配合錠)の勉強会を行った。
血圧でコントロール不良な患者は時々見かけるが、このミカトリオ(テルミサルタン、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジド配合錠)は縛りがかなりきつい。まるで、ポーカーのスリーカードを揃えるような感覚である。
まずもととなる3つの成分、テルミサルタン、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジドを併用している状態から切り替えなくてはならない。テルミサルタン、ニフェジピン、ヒドロクロロチアジドといった併用からの切り替えは不可である。
医師の先生たちの話を聞いていると、ヒドロクロロチアジドの認知度が低い。ヒドロクロロチアジドが認知されていなければ、外来などで忙しい時には処方される可能性も低くなる。ヒドロクロロチアジドが処方されなければ、必要なピースがそろわないわけだから、ミカトリオへの切り替えも当然低くなるであろう。個人的にはスリーカードどころか、フォーカードくらいの難易度な気がした。
そんな中メリットとしては、薬価である。2016年11月の時点では、ミカルディス(テルミサルタン)80mgが174.8円、ミカトリオ(テルミサルタン、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジド配合錠)も174.8円と値段が一緒であるということ。つまり、アムロジピンとヒドロクロロチアジドがおまけでついてくる。条件さえそろっていれば、剤数も減らしてお安く飲めるのがミカトリオ(テルミサルタン、アムロジピンベシル酸塩、ヒドロクロロチアジド配合錠)だ。この難しい条件を満たせる患者がどれくらいいるのかは、今後の売り上げで明らかになっていくであろう。
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