ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)、とびひ(伝染性膿痂疹)のまとめ

ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)、とびひ(伝染性膿痂疹)のまとめ

ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)はペプチドグリカンの材料の合成初期段階を抑えることで作用します。とびひ(伝染性膿痂疹)のうち、水疱性膿痂疹の原因がMRSAならホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)が使われます。

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ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)、とびひ(伝染性膿痂疹)のまとめ

由来

  • [Fos]fo[m]y[cin]

 

覚えやすい

 

特徴

  • 作用機序がユニークで、細菌の細胞壁合成の初期段階を阻害し、他抗生物質と交差耐性を示さない
  • 尿路感染症、腸管感染症及び眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科等の各科領域の感染症に有効である

 

 

細菌の細胞壁はペプチドグリカンからなる。ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)は、そのペプチドグリカンの材料の合成初期段階を抑えることで細胞壁合成を阻害することで作用する。

 

用法用量

  • 1日量40〜120 mg(力価)/kgを3〜4回に分け経口投与する。適宜増減

 

ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)は200と400の規格があるため調剤時に取り間違えや計算間違えに注意が必要

 

重大な副作用

  • 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎

 

経験したこと

ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)に関連して、とびひ(伝染性膿痂疹)についてまとめておく。

 

 

とびひ(伝染性膿痂疹)は、小さな傷などから黄色ブドウ球菌やA群β溶血性レンサ球菌が感染することで、水ぶくれやびらん、かさぶたなどが生じる感染症。とびひ(伝染性膿痂疹)は症状や原因菌によって以下の2つにわけられる。

 

  • 水疱性膿痂疹;水ぶくれやびらんが主な症状、黄色ブドウ球菌が原因
  • 非水疱性(痂疲性)膿痂疹;厚いかさぶたなどが主な症状、A群β溶血性レンサ球菌が原因

 

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とびひ(伝染性膿痂疹)は、患部より液体を培養して原因菌を調べる。黄色ブドウ球菌の場合はMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の可能性もあるため注意が必要。

 

とびひ(伝染性膿痂疹)の治療は抗生剤の内服と外用などを用いる。内服は水疱性膿痂疹の場合はペネム系(ファロム)や第三世代セフェム系(セフゾン)などを使い、MRSAの場合はホスミシンを用いる。非水疱性(痂疲性)膿痂疹の場合はペニシリン系(ユナシンやクラバモックスなど)を用いる

 

外用薬は、アクアチム(ナジフロキサシン)やフシジンレオ(フシジン酸ナトリウム)などを用いる。

 

とびひ(伝染性膿痂疹)は皮膚を清潔に保つことが重要で、石鹸で患部を十分に洗い、シャワーで良く洗い流す。消毒は基本不要だが、患部をガーゼで覆う。その他家庭内での感染を防ぐためにもタオルは共有しない、入浴順番を考慮する、他の子どもに移さぬようプールは入らない、爪を切って引っ掻いたりしないなどの生活面での工夫が必要。

 

まとめ

  • ホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)はペプチドグリカンの材料の合成初期段階を抑えることで作用する。
  • とびひ(伝染性膿痂疹)のうち、水疱性膿痂疹の原因がMRSAならホスミシンドライシロップ(ホスホマイシン)が使われる。

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