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これらの作用により慢性肝炎や、風邪に使われる。漢方では病期という考え方があり、風邪には以下の3つの段階がある。
風邪のひき始めは太陽病としてとらえ、葛根湯や桂枝湯が使われる。

次の風邪がこじれる場面では、病邪が表面から体の中に入ってくると考え、消化器症状、胃のむかつき、口が苦い、吐き気、嘔吐、めまい、下痢、便秘などの症状が出てくる。この時期に使うのが小柴胡湯。小柴胡湯は以下のような症状に適してる。
しかし、現場では小柴胡湯より柴胡桂枝湯が使われる。柴胡桂枝湯は、小柴胡湯に桂枝湯を加えた生薬の構成になっていて、2つの病期をカバーできるから。
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小柴胡湯は添付文書では機序は不明とされているが、インターフェロンとの併用で間質性肺炎が起こる可能性があるため禁忌とされている。今回小柴胡湯をまとめていて気になったことがあった。
柴胡桂枝湯も小柴胡湯含むのであれば、インターフェロンとの併用禁忌になるのでは?
改めてツムラ柴胡桂枝湯の構成生薬を見てみると
やはり柴胡桂枝湯は、小柴胡湯が含まれている。柴胡桂枝湯以外にも小柴胡湯を含む漢方薬には小柴胡湯加桔梗石膏があり、こちらも構成生薬を見てみると以下の通り。
小柴胡湯加桔梗石膏にも小柴胡湯含まれていることがわかる。
小柴胡湯や小柴胡湯加桔梗石膏の添付文書を見てみると、併用禁忌どころか併用注意にもインターフェロンは無かった。よく見てみると、「その他の注意」の項目でひっそりと
と記載があった。いずれにしても気になるので、いつものようにメーカーに質問してみる。
小柴胡湯とインターフェロンは症例として組み合わさる可能性があり母体数があるものの、柴胡桂枝湯とインターフェロン、小柴胡湯加桔梗石膏とインターフェロンは、そもそも組み合わさる可能性が少ないためデータ不足のためこのような記載となっているとのことだった。
データ不足という若干モヤモヤする回答だったが、漢方苦手な私にとっては柴胡桂枝湯や小柴胡湯加桔梗石膏が小柴胡湯まるまる含まれていることを知れただけでも勉強となった。