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IBSのフルスペルを覚えられれば、関連付けられるだろう。
イリボー(ラモセトロン塩酸塩)の作用機序はセロトニン5-HT3受容体拮抗薬に分類される。
通勤や通学、テストや会議など様々なストレスによるものが下痢型過敏性腸症候群(下痢型IBS)の原因の1つとして考えられている。これらのストレスを脳が受けると、腸管からセロトニンが分泌される。
このセロトニンがセロトニン5-HT3受容体に結合すると、腸の運動に異常が起こり、下痢や腹部不快感といった症状が出てくる。イリボー(ラモセトロン塩酸塩)はセロトニンがセロトニン5-HT3受容体に結合しないように拮抗する。
、女性の下痢型過敏性腸症候群(下痢型ibs)にも使える。1.png)
下痢型過敏性腸症候群(下痢型IBS)の特徴としては、ただ下痢があるだけでなく、腹部の症状がともなうことである。
注意書きとして、用量調節するときには、1ヶ月程度の症状観察を行ってから実施し、頻繁な用量調節は行わないと記載されている。しかし1か月以内でも、便秘や硬便などの副作用が出たときは、症状に応じて休薬や中止をするとも書かれている。
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先生からイリボー(ラモセトロン塩酸塩)を使いたいと電話があり、さらに経管で投与できるのか?と電話があった。当院ではイリボー(ラモセトロン塩酸塩)は採用医薬品ではなく、借用での使用となる。
使う予定の患者は、女性で、不消化の下痢を起こしている状態で、タンニン酸アルブミンと、タフマックなどの薬が経管で投与されている患者だった。これらの薬で一定の改善はみられていたが、先生としてはもう一歩踏み込んで治療したかったらしく、下痢型過敏性腸症候群(下痢型IBS)の適応ではないかもしれないが、責任を持つから使いたいということだった。
私のイリボー(ラモセトロン塩酸塩)の知識はアップデートされておらず、男性のみという認識だったので、添付文書を見て、女性も適応が通っていて驚いた。(2015年なので結構前だが)
そもそも、試験の段階で、男性より女性の方が便秘、硬便、腹部膨満感といった副作用の発現率が高く、CmaxやAUCも女性の方が高くなってしまうため、男性のみではじめは適応となっていた。それが改めて試験をして、女性にも安全性と有効性が確認されたため、追加で承認が得られたという形になったのである。
、女性の下痢型過敏性腸症候群(下痢型ibs)にも使える。2.png)
経管投与も調べてみると問題なくいけそうだった。
上記の旨を先生に報告し、2.5μg/日で投与開始となった。
投与開始の翌日から下痢が治まっていると看護師さんのカルテコメントがあり、効果があったようだった。適応うんぬんよりも、効果があってよかったと思う。保険は先生にまかせた(笑)
やはり、知識のアップデートを行うことは重要だと感じた1件だった。