![ニフレック配合内用剤、大腸内視鏡検査を受けてくるの巻](../img/header.jpg)
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ドイツ語を組み合わせて命名されたようである。ドイツ語を知っていれば、大腸の汚れがないということに結び付けられるだろう。
ニフレック配合内用剤の作用機序は以下のように考えられる。
まず、ニフレック配合内用剤は以下の成分から成り立っている。
これらの成分が腸管における電解質と等張になるように配合されている。
腸管における水分の移動は、主に浸透圧の差によって行われるため、ニフレック配合内用剤を飲み続けることによって、腸管の浸透圧に差が無くなってくる。つまり、飲んだニフレック配合内用剤が腸管に留まり、排泄されるという作用機序になる。
詳しくは経験したことへ
大腸内視鏡検査を受けた。長文かつグロいので嫌な人は読まないでください(笑)
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さかのぼること1ヶ月前・・・春の健康診断の結果が返ってきた。「今年はHbA1cがどうなっているかな〜」くらいの気持ちで見ていた。
私の父は糖尿病であり、私は日頃からかなり気を付けている。HbA1cは5.8。よし、OK。
もう、これで今年の健康診断も異常なしだろう。余裕ぶっこいて、裏面の総合評価を見ると、そこには赤字の警告文が。
「要精密検査」
な・ん・だ・と!
理由は、便鮮血陽性だった。2本出して1本が引っかかっていた。
警告文とともに、二次検診のご案内が書かれていた。後日外来を受けることにした。
二次検診と言っても、ただの外来診察だ。外来にかかると、開口一番に先生が
「内視鏡しましょうか。今は高齢者に限った話じゃないですから。」
こんな感じで、内視鏡が即決定した。内視鏡室を後日予約してもらい、検査前日に食べる検査食をもらったりして、その日は即終了。
インテスクリアという検査食を食べた。これは低残渣の食事であり、これを前日に食べることで検査がしやすくなる。中身は朝食、昼食、夕食と3食それぞれセットになっている。
このようなメニューになっている。
朝食は田舎煮などがあり、それなりに満腹感が得られた。
しかし、問題は昼食からである。クッキーはココア味とヨーグルト味なのだが、あっという間に食べてしまい、あめ玉で空腹をごまかすしかないのだ。周りの職場の人はうまそうなもの食ってるし、ひもじい気分になった。隣の芝生は青く見える(笑)
そして、帰宅し、夕食である。インテスクリアをもらった時、メニューをろくに見なかったので、夕食を楽しみにしていた。「今日も一日終わった〜さすがに夕食は少し豪華になるのかな」
・・・考えが甘かった。またおかゆかーい!!しかも夕食は田舎煮すらついてなーい!!夕食も秒殺してしまった。
個人的には、検査食はまずいイメージあったが、普通に食べられた。むしろ食べないとやってられない。なんというか、この1日だけでも、「私はダイエット無理な人間だ。」とか「好きなものを好きなだけ食べられるって幸せなことなんだな。」と変な境地に達してしまった。日頃から、私はもったいない主義者で、食べ物を絶対に残したくない人なのだが、食べ物に感謝して、もっと大事にしようと改めて感じた。
夕食を食べた後は、21時くらいにセンノシドを3錠飲んで寝た。理論上、朝に効くのはわかっているが、日頃センノシドなんか飲んだことがなく、3錠も飲んだら夜中大変なことになるのではないかと危惧していたが、特に問題なく朝を迎えられた。
私の検査時間は9時40分。添付文書は、検査4時間前にニフレック配合内用剤を飲むとなっているので、5時40分〜7時40分の間でニフレック配合内用剤を飲まなければならない。
というわけで、ニフレック配合内用剤との戦闘を開始した。ニフレック配合内用剤をまず作る。
これで準備OK。あとはコップなどに小分けして、この2Lを飲み切ればよい。
気になるお味だが、スポーツドリンクや経口補水液を少しまずくしたような味と言えばいいだろうか。まぁ、これなら飲める。
飲み始めて、40分くらいのところで、最初の排便がきた。インテスクリアを食べたから、始めからある程度きれいになってるのかなと思ったが、全然普通の便だった。
添付文書では、1時間に1Lのペースで飲むことと書いてあるが、自分なりにハイペースで飲んだつもりでちょうど1時間に1Lだったので、もたもたしてると時間内に飲み切れないと思う。
そんな感じで飲み進め、3〜4回目くらいの排便でだいぶ固形物がなくなってきているのがわかった。5回目以降は、固形物がほぼなくなり、滝のようにニフレック配合内用剤が出てくる。表現があれだが、お尻から排尿しているような感覚である。
なんとか、目標時刻に飲み切った。飲み切った後も、2回くらいトイレに行ったが、何回行ったかわからなくなるくらいトイレに行くことになると思う。私の場合は合計8回くらいは行った気がする。飲み始めてから3時間くらいすると、便意は収まった。これは家から病院まで遠い人は、電車などの移動中大変だろうな・・・と思ってしまった。
病院で、検査着に着替え準備をするのだが、検査着もお尻の部分に穴があいていて、カメラを挿入しやすいようになったいた。私は、検査中は下半身に何も衣類をつけないと思っていたので、そのあたりも配慮されているのかと感心した。
検査着に着替えると、待合室でブスコパンを筋注した。検査しやすくしたり、痛み止めの効果も期待しているのかもしれない。
検査台に乗り、始めはあお向けの状態から、そこから横を向き、左を下にする体位を取った。その状態で、カメラを肛門から挿入。入れ始めが少し痛い。大腸内視鏡検査は、結腸までカメラをいったんいれてから、再び肛門まで戻ってくるといった検査になる。そのため、途中であお向けになったり、再び横を向いたりと体位の移動が数回あった。
モニターにはカメラの映像が出てくる。あれだけ、ニフレック配合内用剤を飲んで、排便したはずなのに、ところどころ便が映し出されていた。
必要な個所を撮影しながら行ったが、10分くらいであっという間に終わった。内視鏡してくれた先生の評価はきれいな腸とありがたいお言葉を頂き、再び外来の先生のもとへ向かった。
検査結果も当日に話してくれる。結果は問題なしということで一安心だった。
こうして人生初の大腸内視鏡は無事に終わった。