アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)、味や泡などについて

アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)、味や泡などについて

アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)は、延髄の咳中枢を抑制する中枢性鎮咳薬です。味はカルピ〇に似ていて、発泡性があるため、激しく振ってしまうと泡立ち計りにくくなってしまうため注意が必要。

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アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)、味や気泡などについて

由来

  • 特になし

 

特徴

  • 非麻薬性の鎮咳去痰剤

 

アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)の作用機序は中枢性鎮咳薬に分類される。

 

咳は睡眠や呼吸などを妨げるため、やっかいに感じるが、本来は気道などに入った異物を外に出そうとする体を守るための反応である。

 

 

咳をコントロールしているのが延髄にある咳中枢で、異物などが入ると情報が伝えられる。

 

情報を受けた咳中枢は、呼吸筋に収縮するように指示を出す。呼吸筋が収縮した結果、咳が起こる。

 

さてアスベリンシロップ0.5%(チペピジン)は、延髄の咳中枢を抑えることによって、鎮咳作用を示す。

 

 

その他にも気管支腺分泌を亢進するため、去痰作用も示す。

 

用法用量

成人
  • 12〜24ml/日を3回にわける。適宜増減。

 

小児
  • 1歳未満;1〜4ml/日を3回にわける。適宜増減。
  • 1〜3歳;2〜5ml/日を3回にわける。適宜増減。
  • 3〜6歳;3〜8ml/日を3回にわける。適宜増減。

 

重大な副作用

  • 咳嗽、腹痛、嘔吐、発疹、呼吸困難等を伴うアナフィラキシー様症状

 

経験したこと

新しい職場でアスベリンシロップ0.5%(チペピジン)が1歳半くらいの小児に出た。アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)は前の職場で採用もなく、知識も全くなかったため先輩に教わったことなど含めてまとめておく。

 

  • 調剤時の注意点
  • 保管

 

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調剤時の注意点

実物があるとわかりやすいが、すごくドロドロしており、懸濁液である。そのため調剤する時には、振盪して均一に調剤する必要がある。

 

しかしアスベリンシロップ0.5%(チペピジン)を調剤する際に、激しく振って混ぜてしまうと発泡性があるため、泡立ち測りにくくなってしまうため注意が必要である。

 

 

よってアスベリンシロップ0.5%(チペピジン)を調剤する際は、ゆっくりと混ぜてから調剤する必要がある。

 

調剤だけ気を付けるのではなく、指導時に患者(の親)にも、内服時にはゆっくり振盪して均一にしてから計るように指導した方が良い。

 

褐色瓶のため、計るまで中が見えないが、測ってみると白いドロドロした液体である。

 

テイスティングとしてなめてみたが、白い見た目通り、カルピ〇味が一番近いと思う。子供が喜びそうな味だ。

 

 

他の液剤と混ぜる可能性もあるが、単剤であれば、カルピ〇のような味がすると親に指導するとわかりやすいと思う。

 

保管

保管は開栓後室温保存でOK。

 

まとめ

  • アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)は中枢性鎮咳薬である。
  • アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)は発泡性があるため、激しく振らない。
  • アスベリンシロップ0.5%(チペピジン)の味はカルピ〇に似ている。

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