ボチシート(酸化亜鉛)、使い方と管理方法

ボチシート(酸化亜鉛)、使い方と管理方法

ボチシート(酸化亜鉛)の主成分は酸化亜鉛で、湿疹などに使われます。ボチシート(酸化亜鉛)は使い方や管理方法が、ほかの薬と違うため、注意が必要です。

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ボチシート(酸化亜鉛)、使い方と管理方法

由来

  • ホウ酸亜鉛華軟膏を「ボチ」と俗称していたが、近年では、亜鉛華軟膏を「ボチ」と呼ぶことがあることから。

 

気になったので調べてみると、ホウ酸亜鉛華軟膏(BOric acid and ZInc oxide ointment)からBOZIがとられているようだ。「ボジ」では言いにくかったのか、よくわからないが、「ボチ」と略号がついているようだ。

 

特徴

  • 亜鉛華軟膏の貼付療法を行う際、調製の労力と時間を軽減・短縮できる。また、患者のコンプライアンスを高めることができる。
  • 分割線入りフィルム・プラスチックネット・軟膏・リント布からなる四層構造で、ネットにより薬剤のはく離時における皮膚への薬剤残りが軽減される。

 

亜鉛華軟膏は、ガーゼ等の布の上に延ばして処置などに使われることが多く、均一に延ばす時間や手間がある。ボチシート(酸化亜鉛)は、亜鉛華軟膏を予め、リント布に延ばした製剤である。

 

 

ボチシート(酸化亜鉛)の主成分は酸化亜鉛である。

 

酸化亜鉛の効果は、皮膚の蛋白質と結合して被膜を作り、収れん、消炎・保護・防腐作用などがある。また浸出液の吸収や分泌を抑制して、患部を乾燥させる作用もある。

 

用法用量

患部の大きさに合わせ適当な大きさに切り、症状に応じ 1日1〜数回患部に貼付

 

使い方
  • 表面を上にして開封し、トレイごと取り出す。
  • 患部の大きさに合わせて切る(5cm×5cmで亜鉛華軟膏約5g分)
  • 角に1cmの切り込みを入れる。
  • フィルムのみはがす(ネット部分ははがさない)
  • 患部に貼付する。必要に応じてガーゼや包帯、テープなどで固定する。

 

 

重大な副作用

  • 特になし

 

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経験したこと

小児で足に湿疹ができてしまったというお母さんがきた。

 

 

処方内容を見ると、ボチシート(酸化亜鉛)が書かれていた。ボチシート(酸化亜鉛)なんて見たことがなかったので、先輩から教わったことをまとめておこうと思う。

 

医師のさじ加減によるが、ステロイドを使いたくない場合などに、このボチシート(酸化亜鉛)が使われるケースが多いようだ。

 

ボチシート(酸化亜鉛)で、服薬指導する際に、特に気をつけるのは、色々な意味で管理方法である。

 

まず一度にすべて使い切ることはめったにないため、開封後の残りはトレイに再び乗っけて、袋に戻し冷所保存である。

 

あと小児の場合、無意識でボチシート(酸化亜鉛)をはがしたり動かしたりして、洋服や患部以外がベトベトになってしまうことがある。亜鉛華軟膏は水では落ちにくく、患部をこすりすぎるのも良くない。そのため、ベビーオイルやオリーブオイルなどを使うと、亜鉛華軟膏のベタベタを取りやすいのだそう。

 

 

粉やシロップだけじゃなくて、こういうのもまだ未知の領域があるというのを感じました。

 

まとめ

  • ボチシート(酸化亜鉛)の主成分は酸化亜鉛であり、湿疹などに使われる。
  • ボチシート(酸化亜鉛)は管理方法に気をつける。

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