![ボチシート(酸化亜鉛)、使い方と管理方法](../img/header.jpg)
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気になったので調べてみると、ホウ酸亜鉛華軟膏(BOric acid and ZInc oxide ointment)からBOZIがとられているようだ。「ボジ」では言いにくかったのか、よくわからないが、「ボチ」と略号がついているようだ。
亜鉛華軟膏は、ガーゼ等の布の上に延ばして処置などに使われることが多く、均一に延ばす時間や手間がある。ボチシート(酸化亜鉛)は、亜鉛華軟膏を予め、リント布に延ばした製剤である。
ボチシート(酸化亜鉛)の主成分は酸化亜鉛である。
酸化亜鉛の効果は、皮膚の蛋白質と結合して被膜を作り、収れん、消炎・保護・防腐作用などがある。また浸出液の吸収や分泌を抑制して、患部を乾燥させる作用もある。
患部の大きさに合わせ適当な大きさに切り、症状に応じ 1日1〜数回患部に貼付
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小児で足に湿疹ができてしまったというお母さんがきた。
処方内容を見ると、ボチシート(酸化亜鉛)が書かれていた。ボチシート(酸化亜鉛)なんて見たことがなかったので、先輩から教わったことをまとめておこうと思う。
医師のさじ加減によるが、ステロイドを使いたくない場合などに、このボチシート(酸化亜鉛)が使われるケースが多いようだ。
ボチシート(酸化亜鉛)で、服薬指導する際に、特に気をつけるのは、色々な意味で管理方法である。
まず一度にすべて使い切ることはめったにないため、開封後の残りはトレイに再び乗っけて、袋に戻し冷所保存である。
あと小児の場合、無意識でボチシート(酸化亜鉛)をはがしたり動かしたりして、洋服や患部以外がベトベトになってしまうことがある。亜鉛華軟膏は水では落ちにくく、患部をこすりすぎるのも良くない。そのため、ベビーオイルやオリーブオイルなどを使うと、亜鉛華軟膏のベタベタを取りやすいのだそう。
粉やシロップだけじゃなくて、こういうのもまだ未知の領域があるというのを感じました。