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マグから酸化マグネシウムは引っ張り出せる。酸化マグネシウムさえでてくれば、laxativeを知らなくても、下剤とつなげられるだろう。
作用機序としては、化学反応式を考えるとわかりやすい。
酸化マグネシウムMgOは胃酸HClと反応する。MgO+2HCl→MgCl2+H2O(制酸作用)
さらに生成したMgCl2は腸管内で膵液に含まれるNaHCO3と反応する。MgCl2+2NaHCO3→2NaCl+Mg(HCO3)2
最終的に生成した炭酸マグネシウムは腸管から吸収されにくい。そして腸内の浸透圧を高め、水分を引っ張ることで腸内容物を膨張、軟化させることによる。(緩下作用)
、低マグネシウム血症の治療1.png)
尿路シュウ酸カルシウム結石の予防については、小腸から吸収された微量のMg2+が、シュウ酸カルシウム結石と複合体を作り排泄を促進することによる。(尿路シュウ酸カルシウム結石の予防)
以前は医療用医薬品として、日局酸化マグネシウムの散剤しかなかったそうだ。口の中では錠剤の形を維持して、胃内に到達後はすぐに崩壊するように設計されているため、酸化マグネシウム独特のザラザラ感や不快な味を解消できるため、アドヒアランスの向上につながると考えられている。
さっきの作用機序で考えれば、制酸剤より緩下剤の方が用量が多くなるのは納得できるだろう。
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低マグネシウム血症を起こしている患者さんに、マグラックス(酸化マグネシウム)の処方が出た。
血清マグネシウムは1.2mg/dLだった。少し震えの症状が出ていた。もともと心不全で入院した患者で利尿薬が出ていた。入院前の飲酒歴を見ると、朝から飲むような人だった。ビタミンB1の処方と検査もしていたので、やっぱり先生の知識は凄いな〜と感心してしまった。
低マグネシウム血症を深く理解するチャンスなので、簡単にまとめてみた。
血清マグネシウムの正常値は1.7〜2.4mg/dLである。
マグラックス(酸化マグネシウム)も奥が深いと思える経験となった。