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NSTの勉強会に参加した。今回は医薬品ではないが、栄養機能食品のプロシュアを絡めた勉強会だったので少しまとめてみようと思う。
後述するが、プロシュアにはEPAとDHAが含まれている。これらは魚などに多く含まれており、どうしても魚油特有のにおいが出てしまう。それを緩和するためにローズマリーエキスを配合している。プロシュアを実際に飲んだときに、においも確認しながら飲んだが、ほとんどにおいはしなかった。よほど嗅覚が研ぎ澄まされていないと、魚臭さはわからないと思う。またローズマリーエキスはにおいを緩和するだけでなく、活性酸素を抑え抗酸化作用も狙って配合しているようだ。
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以前のプロシュアは紙パックとなっていて、保存する際などの衛生面を気にする声があったそうだ。それをもとにボトルタイプにしてキャップをつけたデザインにしたそうだ。もちろん、ストローで飲むこともできる。握りやすいようにボトルにくびれを入れるなどの工夫も見られた。
デザインに加えて、味も以前はキャラメル味だったが、現場の声を反映してバナナ味となった。私が味覚音痴なだけかもしれないが、バナナシェイクのような感じでおいしく飲めた。
味はおいしくてもプロシュアを2本を毎日飲むのは個人的にはきつい気がした。ましてや、がん患者では厳しいと思う。メーカーさんいわく「プロシュアを一気に飲まなくていいので、何回かにわけて飲めれば、飲んでください」と言っていた。そういった意味でも、ボトルタイプであれば、冷蔵庫で倒してもこぼさず安心だしいいのかなとは思った。他にもメーカーさんいわく「プロシュアを牛乳と混ぜたり、ゼリーにしたり、凍らせて食べる方法もあります」と言っていたので、食べさせる選択肢はいくつかはある。
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他にもプロシュアを飲む回数をわけることによって、下痢になる可能性が減りそうだ。
すでにあるように、NSTの勉強会に参加した。プロシュア以外の話として、がん患者の体重減少とその弊害の話があったので、まとめた。
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消化器系のがん患者のQOLを決める因子として、以下のように言われている。
栄養関連で50%も占めることになる。では、体重減少を起こした場合、どのようなリスクが高まるのか?
よって、消化器系のがん患者のQOLに栄養状態が影響を与える。様々なガイドラインにも、がん患者の栄養管理に関する記載があり、中でもω-3(n-3)系脂肪酸の有用性に対する記載がある。
がん患者のQOLを維持するには、炎症の軽減と体重減少への対策が重要になってくる。炎症を放置すると、細胞は多くのエネルギーやタンパク質を消費するようになる。その結果、不足したエネルギーを補うために筋肉を分解して利用し始める。これが体重減少を起こす要因の1つと考えられている。その他にも様々な要因により炎症や体重減少を引き起こす。
がんの炎症や体重減少には、先ほどで述べたEPA(エイコサペンタエン酸)が有効であると考えられていて、様々な試験の結果でも抑えられるデータが出ていた。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、ω-3(n-3)系脂肪酸であり、青魚に多く含まれている。炎症反応を抑制したり、タンパク質分解誘導因子(PIF)と呼ばれるタンパク分解に関わる物質の活性を抑える作用がある。これによって、炎症と体重減少に効果が期待できる。1日に2gのEPA(エイコサペンタエン酸)を摂取すると良いそうだ。
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そのエイコサペンタエン酸を効率よく補給できるのがプロシュア・・・という感じで製品の説明になっていったが、すでに述べたので割愛する。
デザインなどが見直されたが、1本400円くらいと言っていた気がしたので、他の栄養剤と比べると高めの値段設定である。毎度毎度同じことだが、医療とお金はセットでついてくるので、どう考えるかは患者や家族次第だろう。
流通面において、医師から「プロシュアがおかれている場所が少ないが?」という質問があったが、インターネットを使って取り寄せなどもできるそうだ。