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Nがネイティブであるため、自国(日本)のものであることが推測可能。
免疫グロブリンは様々な方法でウィルスの除去や不活化が行われている。その方法の一つにpH4の条件下での処理がある。
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免疫グロブリン(Ig;immunoglobulin)は、抗体とも呼ばれ免疫に関与している。簡単に免疫を以下にまとめる。
人は主に3段階のバリアーによって、外部からの異物に対して守られている。
皮膚や粘膜による防御壁である。これらは私たちが思っているよりか、初期段階でのバリアー機能を果たしている。
主に好中球やマクロファージによる防御方法である。外部より侵入してしまった異物に対して、これらの細胞が異物を貪食し、消化・分解する。
自然免疫を突破されてしまった場合は、最後の砦の獲得免疫が働く。これが主に免疫グロブリンの関わるところである。
自然免疫により、異物が貪食されると、二度と悪さをしないように、ブラックリスト作成が行われる。実際の警察の本当の流れがわからないが、事件に例えてみる。
犯人(異物)が、警察に捕まる(貪食)。捕まえた警察は、警視庁に犯人の情報を伝える。
情報を受け取った警視庁は、警察署にブラックリストを渡す。
警察署の署長はブラックリストをもらい、やる気に満ち溢れる。やる気に満ち溢れた署長は、部下を配備して、ブラックリストの犯人が悪さを二度と悪さをしないように見張らせる。
このイメージを持って、再度獲得免疫を簡単にみてみる。
貪食した獲物の情報を、ヘルパーT細胞というリンパ球の一種に伝える。
情報を受け取ったヘルパーT細胞は、B細胞というリンパ球の一種にブラックリスト情報を伝える。
情報を受け取ったB細胞は形質細胞に変化して抗体(免疫グロブリン)をつくる。
作られた抗体(免疫グロブリン)によって、再び異物がやってきたら、撃退できるという仕組みである。
詳しくは経験したことへ
先生から急に「敗血症合併のDIC疑いの人に、ガンマグロブリン使いたいんだけど」という電話が来た。
普通に使えばよいのでは・・・と思いながらも話を聞いていると、「投与日数って5日制限なの?」と聞かれ、わからなかったため、折り返しすることに。
添付文書上では、特発性血小板減少性紫斑病や川崎病では5日となっているが、載っていない!メーカーさんに聞くことに。
私「重症感染症の投与日数は、制限がないのでしょうか?」
メーカー「基本は3日間で、どうしても症状が落ち着かない時には、症状詳記してもらえれば5日分まで使えると思います。ただもしかしたらはねられる可能性があるので、3日間にしてもらうのがよろしいかもしれません」
再び先生に折り返す。
私「基本的に3日で、症状詳記すれば5日使えるようです。ただし、はねられる可能性があるので、保証はできないとのことでした。」
先生「そうなんだ。そうしたら5日分にするよ」
先生のご判断で5日分投与が決まった。投与日数がある薬は、これも投与日数を添付文書に書いてほしいと思った。