ベノキシール点眼(オキシブプロカイン) 、ゴールドマン圧平眼圧計のまとめ

ベノキシール点眼(オキシブプロカイン) 、ゴールドマン圧平眼圧計のまとめ

ベノキシール点眼(オキシブプロカイン)は、局所表面麻酔としてゴールドマン圧平眼圧計の眼圧検査で痛くないように使われます。

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ベノキシール点眼(オキシブプロカイン) 、ゴールドマン圧平眼圧計のまとめ

由来

  • アメリカ一般的名称Benoxinate Hydrochlorideより

 

何もつなげられない

 

特徴

  • 特になし

 

 

ベノキシール点眼(オキシブプロカイン) は局所表面麻酔薬で、pHによって非イオン型になる。イオン型になると細胞膜を通り抜けることができる。

 

細胞内に入ったベノキシール点眼(オキシブプロカイン)は再び陽イオン型になり、内側の方からNa+チャネルを遮断する。

 

Na+チャネルが遮断されると、Na+が通ることが出来ないので活動電位は発生しなくなる。活動電位が発生しないということは興奮の伝導がうまくいかなくなり麻酔作用が得られることになる。

 

ベノキシール点眼(オキシブプロカイン)はこのようにして結膜及び角膜の知覚神経における神経インパルスの発生と伝導を可逆的に抑制し、一過性に遮断する。

 

ベノキシール点眼(オキシブプロカイン)は表面麻酔効果が強く、効果発現が迅速であり、かつ忍容性にも優れる等の特長を有している。ベノキシール点眼(オキシブプロカイン)は点眼後10秒後くらいで効果が表れ、10分程度は効果が持続する。

 

用法用量

  • 1〜4滴を点眼。適宜増減

 

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー

 

経験したこと

ベノキシール点眼(オキシブプロカイン)に関連して、眼圧検査についてまとめておく

 

眼圧と聞くと、薬剤師で真っ先に思いつくのが緑内障である。隅角検査とともに、緑内障の患者においては眼圧検査はとても大事なものである。今回はいくつかある眼圧検査のうち、ゴールドマン圧平眼圧計についてみてみる。

 

 

ゴールドマン圧平眼圧計はフルオレセインを点眼して染色後、顕微鏡に眼圧測定用のプリズムをつけて、直接角膜に接触させて加圧ダイヤルを回して眼圧を測定する。

 

ゴールドマン圧平眼圧計は角膜に直接接触させるので接触部分はその都度アルコール消毒されたり、ディスポーザブルのプリズムが使われたりする。そして、ゴールドマン圧平眼圧計は角膜に直接触れるため痛みを生じないように、検査前にベノキシール点眼(オキシブプロカイン)が使われる。

 

またゴールドマン圧平眼圧計は角膜に直接接触させるために角膜上皮を傷つける可能性があり、検査した後は角膜の状態を確認して必要であれば、抗生剤の点眼薬やヒアレイン点眼(ヒアルロン酸ナトリウム)などが出ることもある。

 

まとめ

  • ベノキシール点眼(オキシブプロカイン)は、局所表面麻酔としてゴールドマン圧平眼圧計の眼圧検査などで使われる

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