アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)、小児の坐剤の使い方

アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)、小児の坐剤の使い方

アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)は、視床下部の体温中枢に作用することで熱を下げます。小児の坐剤は、使い方や保管方法に気を付けて指導すると、良いでしょう。

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アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)、小児の坐剤

由来

  • 解熱を意味するanti feverに由来

 

有名な薬なのである程度覚えていたが、由来も覚えやすい。

 

特徴

  • 非ピリン系のアセトアミノフェンを主成分とする小児用解熱鎮痛坐剤。
  • 服薬拒否や嘔吐、意識障害などで経口剤の服用が困難な患児にも使用できる。

 

アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)の作用機序の前に発熱や体温について確認します。

 

まず体温の調節についてです。

 

体温は視床下部にある体温中枢によって調整されています。体温中枢が、体温を上げるように、指示をすると体温が上昇します。逆に下げるように指示をすれば体温は低下します。

 

 

よく「熱がでた」という言葉は家庭内でも聞くことがあると思います。この熱が出たというのは、どのようにして起こるのかを見てみます。

 

例えば平熱36.5℃の人に、なんらかの感染が起こり、発熱物質が出ると、体温中枢が体温を38℃に上げるように指示します。そうすると、体を震わして熱を生み出したり、鳥肌を立てて熱を逃がさないようにするなどして、目標温度の38℃に体は上げようとします。

 

目標である38℃まで到達すると、体温の上昇は止まり、全身の熱感や血管を広げて赤くなるなどの状態に変化していきます。

 

発熱物質が無事にいなくなると、体温中枢が熱を下げるように指示します。そうすると、汗をかいたり、血管を広げて赤くなるなど熱を放出するような体の反応が起こり、平熱の36.5℃に向けて解熱していきます。

 

おおざっぱに発熱はこのような変化をたどります。

 

 

さて、アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)ですが、視床下部の体温中枢にはたらき、皮膚血管を拡張させることで体温を下げます。

 

用法用量

  • 小児にアセトアミノフェンとして、1回10〜15mg/kgを直腸内に挿入。投与間隔は4〜6時間以上とし、1日総量として60mg/kgを限度とする。適宜増減するが、成人の用量を超えない。

 

適応が小児に限られており、保険が切られる可能性があるため、どうしても成人に使う場合は理由を詳細に書いてもらった方が良いとメーカーさんは言っていた。あとは保険の先生の判断になるとのこと。前の職場では平然と出していたが・・・

 

重大な副作用

  • ショ ック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、喘息発作の誘発、顆粒球減少症、間質性肺炎、間質性腎炎、急性腎不全(いずれも頻度不明)

 

経験したこと

前回に続き、アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)の指導をしたので、先輩から教わったことをまとめます。

 

小児の坐剤で気を付けるべきは、使い方と保管方法です。

 

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使い方

まず体勢ですが、おむつを替える時の状態にします。

 

 

もし坐剤を半分にする際は、坐剤を外のシートごと清潔な包丁などで、斜めに切ります。衛生上の問題から、残りの半分は破棄します。

 

 

坐剤を小児に挿入する際、小児が力んでしまったりして、スムーズに入らないことがあります。そういった場合には、お水などで先端を濡らすと挿入しやすくなります。

 

無事に挿入できたとしても油断できません。小児が坐剤を挿入されると便意を催して、一緒に出てきてしまうことがあります。そのため排便後が理想ですが、そうも言ってはいられません。小児に坐剤を挿入した後、肛門を5分くらい押さえてあげると良いでしょう。

 

挿入後出てきてしまった場合、薬が溶けて出てきたようなら吸収されたと考え、新しいものを再挿入する必要はありません。

 

保管方法

冷所保存なので、品質を保つためにもしっかり伝えましょう。なお、使用する際はキンキンに冷えた坐剤だと小児がびっくりしてしまうので、手などで少し温めてから使うと刺激感は減ります。

 

まとめ

  • アンヒバ坐剤小児用(アセトアミノフェン)は、視床下部の体温中枢に作用することで熱を下げる。
  • 小児の坐剤は使い方や保管方法に気を付けて指導する。

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