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何にもつなげられない
クラビット錠(レボフロキサシン水和物)の作用機序はニューキノロン系に分類される。細菌がDNAを合成するためには、DNAジャイレース(トポイソメラーゼU)と呼ばれる酵素が必要である。クラビット錠(レボフロキサシン水和物)はそのDNAジャイレース(トポイソメラーゼU)を阻害することによって作用する。
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クラビット錠(レボフロキサシン水和物)はいわゆる濃度依存型の抗生物質なので、一日に何回も投与するよりか、一日に一回高濃度で投与した方が効果が期待できる。
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腎機能低下患者では血中濃度が上昇する恐れがあるので必要に応じて、減量
知り合いとのやりとりでこんなことがあった。
知り合い「クラビット錠(レボフロキサシン水和物)って金属と併用注意じゃん?カルシウムの記載がないの知ってた?」
私「金属は全部併用注意だと思ってたよ」
確かに添付文書を見てみると、アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸薬等、鉄剤と書いてあり、そこにカルシウムはなかった。
知り合い「でもなんでカルシウムは書いてないんだろう?」
私「理由は知らないの?」
知り合い「知らない。調べてみてよ」
私「・・・」
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理論上、金属であればキレートを作るはずである。しかしカルシウムが併用注意に無いのは確かに気になる。まずインタビューフォームで調べてみると、以下のように書いてあった。
水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、硫酸鉄との併用により本剤の血中濃度及び尿中排泄が有意に低下した。一方、炭酸カルシウムとの併用ではこれらのパラメータに影響を与えなかった。
なるほど、試験では影響が出なかったから、カルシウムはいいのか。しかし、なんとなくモヤモヤするので、結局メーカーさんにお世話になることに。
結論から言うと、カルシウムとはキレートを作るが、影響を与えないレベルのため、併用しても問題ない。あと今回の質問と直接関係ないが、牛乳で飲んでしまうと、キレートとは別に膜などを作ってしまい吸収が落ちる可能性があるため、おすすめはできない。と補足で教えてもらった。
カルシウムとの併用OKなら、牛乳で飲むこともOKになることを思いつかなかったため、いい補足だと感じた。結局、牛乳飲みはオススメできないということだったが。
やっぱり添付文書は細かく読むと面白く感じる一件だった。
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