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OS-1に関係して、脱水症、熱中症、新型コロナウイルスによる新しい生活様式での注意点の勉強会に参加したのでまとめておこうと思う。

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冒頭でも述べたように、脱水症、熱中症、新型コロナウイルスによる新しい生活様式での注意点の勉強会に参加したのでまとめておく。

脱水は細胞外液を構成する水分と電解質(主にNa)が無くなった状態をさす。
脱水の程度は一般に体重に対する水分喪失の割合で表す。
重症度に応じて様々な症状が出てくる。例えば、重症になってくると
などになる。これらの中で薬剤師などバイタルサインにあまり詳しくないものでも、脱水がわかりやすいのが、皮膚ツルゴールと毛細血管再充満時間である。
皮膚ツルゴールは皮膚をつまんで、手を離したときに元に戻る時間を見るもの。普通は皮膚をつまんで手を離すとすぐに戻るが、脱水が起こると2秒以上かかる。

毛細血管再充満時間は人差し指などの爪部分を、指などで強く圧迫して手を離したときにもとに戻る時間をみるもの。これも普通は手を離すとすぐに爪の下の色が戻るが、脱水が起こると2秒以上かかる。

熱中症は暑熱環境における身体適応の障害によって、おこる状態の総称。熱中症の原因は過度の体温上昇と脱水である。

運動や労働、暑い環境になると体温が上昇する。体温が上昇すると、発汗や皮膚の血流が増加する。発汗や皮膚の血流増加が起こると、汗の蒸発や空気への熱伝導が起こり体温調節される。
しかし、多湿・無風・高温などの環境下では汗の蒸発や空気の熱伝導が起こりにくくなり、結果として体温調節が破綻する。その結果、熱中症となってしまう。

熱中症も重症度に応じて、様々な症状が出てくる。
熱中症の初期段階では、まだ汗が出ているため体温上昇が伴わないこともあるが、体内の水分が失われるとそれ以上汗をかくことができなくなり体温が上がっていく。
熱中症の危険因子には以下のようなものがある。
高温環境下において、高齢者は若者と比べて、発汗や皮膚血流量の増加が遅れ、発汗や皮膚血流量が低い。この加齢による低下が高齢者が若者より高体温に陥りやすく、熱中症にかかりやすい要因となりうる。
危険因子から想定される熱中症の防御方法としては、自宅に空調があり、それをコントロールできる環境(誰かしらの訪問など)と言える。
熱中症の初期症状であれば、現場で対応が可能となる。熱中症の初期症状では、冷却と補液が重要となる。
冷却方法には以下のようなものがある
これらの冷却を患者が寒いと訴えるまでは続ける

補液には、輸液療法と経口補水療法がある。輸液療法は医療機関へ行かなければ原則できないので、熱中症の初期症状では経口補水療法が重要となる。
経口補水と言っても、水分のみの補給では自由水は補給されるものの、Naが希釈されていまい痙攣の閾値を下げてしまう。他にも血清浸透圧の低下による水利尿によって体外に排出されてしまう。水分を効率的に吸収するには、電解質(特にNa)と炭水化物(特にブドウ糖)を一定濃度含んでいた方が良い。
効率的に水分を補給するにはOS-1・・・という形だったのだが宣伝ではないので割愛(笑)
OS-1をはじめとする経口補水液でよく聞かれるのが、スポーツドリンクとの違い。例えば、WHOの推奨する経口補水液、OS-1、ポカリスエットを比較すると以下のようになる。

通常の水分・電解質補給であれば、スポーツドリンクで問題ない。ただ厳密に予防という観点ではスポーツドリンクは経口補水液と比べて塩分量が少なく、糖分が多いと言える。
今までのことより、熱中症の予防方法としては以下のようなものがある。
新型コロナウイルスの流行に伴い、熱中症対策は大きく3つあります。
夏の気温、湿度が高い中でマスクを着けると、熱中症のリスクが高くなる。そのため、周囲の人との2m以上の距離が離れていれば熱中症のリスクを考慮してマスクを外して休憩することも必要。

新型コロナウイルス感染を予防するためには、冷房時でも換気扇や窓開放によって換気をする必要がある。この場合、室内温度が高くなるので、クーラーの温度設定をこまめに調節することが大事。

暑熱環境において運動を行うと、発汗量の増加がみられ運動時の体温や心拍数が減少して運動継続時間が延長する。その他にも発汗や皮膚血流の増加が生じる深部体温の閾値が低くなり、早期に開放熱を増加されて深部体温上昇を抑制できる。
そのため、暑くなり始めの時期から適度に運動(やや熱い環境で、ややきついと感じる強度で毎日30分程度)を心がけることで暑さに備えた体作りができる。しかし、無理しすぎて熱中症にならないようにすることが最優先。