由来
レボカバスチン由来ならレボスチンとかの方が覚えやすい気がする
特徴
- アレルギー性結膜炎に効果を示すH1ブロッカー点眼液
リボスチン点眼(レボカバスチン)はヒスタミンH1受容体を遮断することで抗アレルギー作用を示す。
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用法用量
- 1回1〜2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
リボスチン点眼(レボカバスチン)懸濁液のため、使用の際にはその都度容器をよく振盪する
重大な副作用
経験したこと
リボスチン点眼(レボカバスチン)に関連して、点眼薬や眼軟膏の使い方などをまとめておく。
点眼薬の使い方
教科書的な(一般的な?)点眼薬の使い方は以下のとおりである。
- 手を洗う
- 天井を向くように頭の位置を調整。下瞼を軽く下側へ引き点眼する。この時に容器の先端部分がまぶたやまつげに触れないようにする(汚染防止のため)
- 点眼後まばたきせずに約1分間目を閉じる。目から鼻に流れてしまうため、点眼後に軽く目頭を押さえるのもよい
- 眼瞼炎などの原因となるため、あふれた目薬は清潔なガーゼやティッシュでふき取る
眼軟膏の使い方
同様に眼軟膏の使い方は以下のとおりである。
- 手を洗う
- 鏡を見ながら下瞼を軽く引き、チューブの先がまぶたやまつげ、眼球などに触れないようにチューブを少し押し出して、下瞼に眼軟膏を塗布する
- まぶたを閉じて軽くマッサージをする。
- チューブの先を清潔なガーゼかティッシュで拭き、眼軟膏のふたを閉める。
2種類以上の点眼薬を使う場合
2種類以上の目薬を併用する場合は、5分間以上あけて2つ目を使うのが一般的である。そして眼内移行の面では、水性点眼薬を先に入れてから、非水性点眼薬や眼軟膏を入れないと、油で水をはじいてしまう。
薬物動態の面では最初に点眼したものは、結膜嚢からの排出が大きく後から点眼するものの方が効果が高くなるため、一番効かせたいものを最後に持ってくると効果的
このあたりも医師によって考え方がまちまちで、コンプライアンスなどの点からなんでもいいという医師もいれば、きっちりやる医師もいる。いずれにしても複数目薬や眼軟膏が出ている場合は、医師から順番の指示などなかったか患者に確認しないと、間違った順番を勝手に伝えてしまうことになりトラブルのもとになる。
まとめ
- 2種類以上の目薬を使う場合は、眼内移行の点では水性点眼薬を先に点眼してから、懸濁性点眼薬や眼軟膏を入れる。
- 2種類以上の目薬を使う場合は、薬物動態の面では一番効かせたいものを最後に持ってくると効果的。