スミスリンローション(フェノトリン)、使い方と疥癬のまとめ

スミスリンローション(フェノトリン)、使い方と疥癬のまとめ

スミスリンローション(フェノトリン)の使い方はは1週間間隔で少なくとも2回外用する必要があります。スミスリンローション(フェノトリン)外用後に一次的に痒みなどが悪化することがあるが、これはダニが死んだことによる反応です。

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スミスリンローション(フェノトリン)、使い方と疥癬のまとめ

由来

  • 有効成分であるフェノトリンの商標

 

特徴

  • 殺ダニ作用とダニ増殖抑制作用が認められている

 

 

スミスリンローション(フェノトリン)の作用機序は無脊椎動物の神経細胞Na+チャネルに作用し、神経細胞の脱分極や神経伝達の遮断を起こしてダニを殺す。

 

用法用量

  • 1週間隔で、1回1本(30g)を頸部以下(頸部から足底まで)の皮膚に塗布し、塗布後12時間以上経過した後に入浴、シャワー等で洗浄、除去する

 

スミスリンローション(フェノトリン)はヒゼンダニの卵には無効であるため、1週間間隔で少なくとも2回外用する必要がある。卵は3〜5日で孵化するので、1回目で親を殺し、2回目で卵から孵化したダニを殺すイメージである。

 

 

スミスリンローション(フェノトリン)は皮疹のないところにも塗る必要があり、しっかりと関節部位やしわなど含めて首から下すべてに塗ることが重要。スミスリンローション(フェノトリン)を塗った後数日以内に一過性に痒みなどが悪化することがあるが、これはスミスリンローション(フェノトリン)によってヒゼンダニが死んだことによる反応であるため適宜他の薬で対応する(もちろんステロイド外用などは行わない)

 

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重大な副作用

  • 特になし

 

経験したこと

スミスリンローション(フェノトリン)に関連して、疥癬についてまとめておく。

 

 

疥癬はヒゼンダニによる感染症で、皮疹と掻痒が主な症状。中でもダニのメスは皮膚角質層内に潜り込み、トンネルを掘り進めるため、疥癬トンネルと呼ばれる特徴的な所見がある。疥癬はヒゼンダニの寄生数により以下の2つに大きく分けられる

 

  • 通常疥癬;少量のヒゼンダニに感染した状態。
  • 角化型疥癬;大量のヒゼンダニに感染した重症型。牡蠣の殻のような角質増殖がみられる

 

疥癬では、検鏡やダーモスコピー検査などが行われダニの確認が行われる。

 

疥癬の治療は、内服であればストロメクトール(イベルメクチン)、外用であればスミスリンローション(フェノトリン)などが使われる。スミスリンローション(フェノトリン)を通常疥癬に使う場合は首から下までまんべんなく塗るが、角化型疥癬では頭も含めて外用を行う。

 

生活面としては、通常疥癬であれば一般的な感染症対策で良い

 

しかし角化型疥癬の場合は感染予防のため隔離などを行う必要があり、ケアする際にも感染に注意が必要。皮膚から剥がれ落ちた角質がついた寝具やタオルなども感染源となる。ヒゼンダニは高温に弱く、50℃で10分、60℃で1分、70℃で10秒で死滅するため熱水で寝具などは消毒する。乾燥機を使うことで洗濯物からダニを駆除できる。ケアする際に使った手袋、ガウン、帽子なども剥がれ落ちた角質をばらまかないように、処置後は注意して廃棄する。また床に落ちた角質は掃除機などで掃除が必要である。

 

まとめ

  • スミスリンローション(フェノトリン)は1週間間隔で少なくとも2回外用する必要がある。
  • スミスリンローション(フェノトリン)外用後に一次的に痒みなどが悪化することがあるが、これはダニが死んだことによる反応。
  • 通常疥癬であれば隔離は必要ない。

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