![リメファー3B注射用、高カロリー輸液における、いまさらな疑問](../img/header.jpg)
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リメファーというところより、3BからビタミンBが3種類入っていることは推測できる。
リメファー3B注射用は以下のビタミンBが入っている。
ここで上記ビタミンの復習をしてみる。
主に糖代謝に関わり、欠乏することで乳酸アシドーシス、脚気、ウェルニッケ脳症などを引き起こす。
ビタミンB1は腸内細菌合成が出来ないため、欠乏が予想される場合は投与しなければならない。
ちなみにビタミンB1のリン酸化体がチアミンピロリン酸(TPP)であり、アセチルCoAを作る際の補酵素の1つとして働く。よってこれが不足してしまうと、流れが悪くなり、逆に乳酸が作られてしまうため、乳酸アシドーシスに関わってくる。
主にアミノ酸代謝に関わり、欠乏することで皮膚炎や神経炎などを起こす。
ビタミンB6は腸内細菌合成が出来るため、欠乏しにくい。
主にアミノ酸代謝や赤血球合成に関わり、欠乏することで巨赤芽球性貧血などを起こす。
ビタミンB12は腸内細菌合成が出来るため、欠乏しにくい。しかし、胃切除者は胃粘膜から分泌される内因子が不足するため、小腸での吸収がされにくくなる。
ハイカリックRFに、リメファー3B注射用という処方が来た。
最近はエルネオパなどがあり、なかなか気を付ける機会が減ったため久しぶりのパターンだった。先生に問い合わせし、高カロリー用のものに変えてもらったが、やはり先生も高カロリー用のものがあったことを忘れていたようだった。
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高カロリー用のビタミン剤はものによっては異なるが、リメファー3B注射用と比べるとかなり多くの種類のビタミンが入っている。私は高カロリー行く人はそれだけビタミン類も不足し、合併症も起こるだろうから、高カロリー用に変えなくてはいけないと思っていた。しかし、他にダメな理由がないのか気になった。いまさらになっての疑問である。
高カロリー用のビタミン剤は高カロリー輸液のみに使うことなどの文言が入っているが、リメファー3B注射用は特別そういった文言は書かれていない。
メーカーさんに問い合わせしたところ、明確なダメという理由は他になく、保険で切られる可能性があるかもしれない、とのことだった。
う〜ん、そういうことなのか。やっぱり問い合わせは続けなくてはならないということを改めて認識しました。
そして、リメファー3Bは「さんびー」と私は呼んでいましたが、「スリービー」という読み方であるのを初めて知りました(笑)