ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)、ステロイド性骨粗鬆症のまとめ

ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)、ステロイド性骨粗鬆症のまとめ

ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)はビスホスホネート系で、骨粗鬆症に使われます。内服に比べて、骨に届きやすいです。ステロイドを長期使用する場合は、ステロイド性骨粗鬆症の恐れがあるので、危険因子をもとに使用を考慮すべきでしょう。

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ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)、ステロイド性骨粗鬆症のまとめ

由来

  • 骨(Bone)と帝人商品で以前から用いられる語尾(〜ロン)をつけた。

 

ボーンから骨粗しょう症くらいはイメージできるか

 

特徴

  • 4週に1回点滴静注する。
  • 腰椎および大腿骨の骨密度を増加させる。

 

ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)の作用機序とともに骨粗鬆症のメカニズムを見てみる。

 

骨は日々生まれ変わっており、骨を壊す破骨細胞と、骨をつくる骨芽細胞が、うまくバランスを保っている。骨粗鬆症はそのバランスが崩れてしまっている状態になる。今回のボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)について考えるとするならば、骨を壊す破骨細胞の働きが強くなりすぎて、骨が壊れてしまっている状態である。破骨細胞の骨の破壊を阻害するのが、ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)の作用となる。

 

 

ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)は内服と違って、内服後横になってはいけないの禁忌事項がなくなる。

 

用法用量

  • 4週に1回、30分以上かけて点滴静脈内投与する。

 

ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)は4週間±7日ならOKであると。

 

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重大な副作用

  • 肝機能障害、黄疸、低カルシウム血症、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、顎骨壊死・顎骨骨 髄炎、外耳道骨壊死、大腿骨転子下及び近位大腿骨骨幹部の非定型骨折

 

経験したこと

ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)の勉強会をした。内服については別ページでまとめたが、今回は点滴静注である。

 

何か目新しいことはあるのかと思って聞いていると、ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)は内服に比べて吸収率がいいということだった。

 

内服は吸収率がかなり低く、1%くらいしか入っていかない。しかも、吸収されたもののうち半分は尿中排泄されるというようで、最終的に骨にたどり着くのは0.5%くらいであるそうだ。それに対して、点滴静注は吸収の過程はないため、しっかり届くということだった。ただでさえ、コンプライアンスの問題があるのに、内服がそこまで吸収率が悪いとは思っていなかった。そういった意味では、ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)の方が理論上ではしっかり効果がでそうである。

 

 

ステロイド性骨粗鬆症も説明してくれたので、まとめようと思う。

 

ステロイドを3か月以上使用する場合は、様々な経路(原因)によって、骨粗鬆症が起こる可能性が高まる。

 

危険因子を調べ、合計点が3点以上であれば、薬物治療が望ましい。

 

危険因子
既存骨折
  • なし;0点
  • あり;7点
年齢
  • 50未満;0点
  • 50〜65未満;2点
  • 65以上;4点
ステロイド投与量(プレドニゾロン換算mg/日)
  • 5未満;0点
  • 5〜7.5未満;1点
  • 7.5mg以上;4点
腰椎骨密度(%YAM)
  • 80以上;0点
  • 70〜80未満;2点
  • 70未満;4点

 

この場合の薬物治療の第一選択がアレンドロン酸やリセドロン酸である。

 

危険因子を見てみると、結構な患者が該当するのではないだろうか。もし、ステロイドを長期使う場合があったら、積極的に処方提案をしていきたい。

 

まとめ

  • ボナロン点滴静注バッグ(アレンドロン酸)は内服と比べて、しっかり骨に届く。
  • ステロイド長期使用する場合は、危険因子をみて、アレンドロン酸かリセドロン酸も考慮する。

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