デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)、接触皮膚炎(かぶれ)とパッチテスト

デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)、接触皮膚炎(かぶれ)とパッチテスト

デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)はステロイド外用薬の分類ではストロンゲストに分類され接触皮膚炎(かぶれ)などに使われます。接触皮膚炎(かぶれ)では、原因となっている刺激物質の特定と排除が重要。

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デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)、接触皮膚炎(かぶれ)とパッチテスト

由来

  • Derma「皮膚」より

 

皮膚は恥ずかしながらskinだと思ってましたが、skinだと肌的な意味合いが強いのかな?

 

特徴

  • 血管収縮試験においてフルオシノロンアセトニドを100としたとき1869である。
  • 通常の湿疹・皮膚炎はもとより難治性皮膚疾患にも優れた効果を示す。

 

デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)はステロイド外用薬の強さ分類では、ストロンゲストに分類される。

 

 

用法用量

  • 1 日1〜数回適量塗布。適宜増減。

 

重大な副作用

  • 眼圧亢進、緑内障、白内障など

 

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経験したこと

デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)に関連して、接触皮膚炎(かぶれ)について勉強したのでまとめておく。

 

接触皮膚炎(かぶれ)は外来性の化学物質が皮膚に接触して、それが刺激物質となるため原因物質の特定や除去が重要となる。患者の職業や生活スタイルが原因物質の特定のヒントとなることもある。原因物質をある程度絞れたら可能な範囲でパッチテストで原因物質の特定を行う。

 

パッチテスト

パッチテストとは、化学物質などが皮膚に対して性激性を持つかどうか調べる方法。背中や二の腕に、接触皮膚炎(かぶれ)の原因物質をつけたフィルムを貼る。このフィルムを貼り付けたまま過ごし、2日後、3日後、可能であれば7日後の3回受診し、フィルムをはがして検査する。

 

 

パッチテストをしている間に入浴などをしてしまうと、フィルムが濡れ検査物質が流れてしまうので、濡らさないように注意する。その他にもパッチテストを受ける一週間前からステロイドや抗ヒスタミン薬を飲むと、パッチテストの検査に影響を与える可能性があるため、医師の確認が必要である。

 

 

パッチテストで接触皮膚炎(かぶれ)原因物質が特定出来たら、原因物質を避けるように指導して、ステロイド外用薬を主体に治療を行う。ステロイド外用薬は、顔はミディアム以下、体はストロング〜ベリーストロングを使う。その他補助的に、抗ヒスタミンの内服薬を用いる。重症例ではステロイド内服薬や、ステロイド外用薬のデルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)などのストロンゲストを使う場合もある。

 

その他
  • 刺激物質から避ける工夫、例えば手の接触皮膚炎(かぶれ)で食材や洗剤などが原因であれば手袋をつける、肘、膝、腰などの接触皮膚炎(かぶれ)であればガーゼを当てるなど

 

まとめ

  • デルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)はステロイド外用薬の分類ではストロンゲストに分類される
  • 接触皮膚炎(かぶれ)では、原因となっている刺激物質の特定と排除が重要。

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