フロジン(カルプロニウム)、使い方と円形脱毛症のまとめ

フロジン(カルプロニウム)、使い方と円形脱毛症のまとめ

フロジン(カルプロニウム)は円形脱毛症などに使われるが、湯あがりのあと等に使用すると副作用(局所発汗、そう痒感など)が強くあらわれる傾向があるため注意が必要です。

Sponsored Link

フロジン(カルプロニウム)、使い方と円形脱毛症のまとめ

由来

  • 「不老人」に由来し、その語呂に合せてフロジン(FUROZIN)と命名

 

不老人???

 

特徴

  • 円形脱毛症、悪性脱毛症、び漫性脱毛症、粃糠性脱毛症、壮年性脱毛症、症候性脱毛症などの各種疾患における脱毛防止ならびに発毛促進効果を示す
  • 湯あがりのあと等に使用すると副作用(局所発汗、そう痒感など)が強くあらわれる傾向がある

 

フロジン(カルプロニウム)は、アセチルコリン様作用を示す。そのためフロジン(カルプロニウム)は血管平滑筋のアセチルコリン受容体を刺激し、局所血管拡張作用、毛細血管内血流増加作用及び局所の代謝促進作用を示す

 

 

フロジン(カルプロニウム)を使用すると副交感神経の支配をうけている分泌腺活動の亢進がみられることがある。そのため湯あがり、洗髪直後などに本剤を使用すると、汗腺の機能亢進による発汗と末梢血管の血流増加作用による熱感が強くあらわれる傾向があるので、このような場合には適度な時間間隔をおいて、ほてりを無くした後使用するよう留意する必要がある。そのため門前の医師からは風呂上り30分後にフロジン(カルプロニウム)を使うと良いと教えてもらった。

 

Sponsored Link

Sponsored Link

 

用法用量

脱毛症・乾性脂漏の場合
  • 1日2〜3回適量を患部に塗布、あるいは被髪部全体にふりかけ、軽くマッサージする。

 

尋常性白斑の場合
  • 1日3〜4回適量を患部に塗布する

 

重大な副作用

  • 特になし

 

経験したこと

フロジン(カルプロニウム)に関連して、円形脱毛症についてまとめておく。

 

 

円形脱毛症は毛包(毛髪をつくる器官)が炎症などにより破壊されることにより起こる脱毛を言う。円形脱毛症は限局した頭皮の部分に境界がはっきりした脱毛が起こる。重度の円形脱毛症では頭だけでなく、眉毛、まつげ、鼻毛などの体毛が抜けることもある。

 

 

円形脱毛症では脱毛量が増えるだけでなく、弱い力で毛髪が抜けてしまう。そのため検査では軽く毛の束を引っ張り毛の抜け具合を評価する。その他ダーモスコピー(光の乱反射を抑えた特殊な拡大鏡)で脱毛部を観察したりする。

 

円形脱毛症の治療は、毛包の炎症が原因であるため、ステロイド外用などをメインに行う。その他フロジン(カルプロニウム)の外用も使われる。その他セファランチンやステロイド内服なども行われる。重症な場合にはステロイドパルス療法なども行われることがある。

 

円形脱毛症では脱毛に対する恐怖により洗髪が十分に行われていないことがあるが、洗髪して頭皮をきれいに保つことが重要。また脱毛してから発毛するには時間がかかるため、患者に根気強く薬を継続させるように指導することも重要。

 

まとめ

  • フロジン(カルプロニウム)はアセチルコリン様作用により、局所血管拡張作用、毛細血管内血流増加作用及び局所の代謝促進作用を示す。
  • フロジン(カルプロニウム)は湯あがりのあと等に使用すると副作用(局所発汗、そう痒感など)が強くあらわれる傾向があるため注意が必要。

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link