アコファイド(アコチアミド)は世界で初めて、FD(Functional Dyspepsia);機能性ディスペプシアで適応をとった薬です。用法用量が食前の理由としては、食後の症状を抑えることと、吸収の良さということがある。

イスコチン(イソニアジド)、ビタミンB6と末梢神経炎
イスコチン(イソニアジド)は抗結核薬に分類され、結核菌の細胞壁の構成成分であるミコール酸の生合成を阻害する。またビタミンB6を阻害するために末梢神経炎が起こりうるので注意が必要。
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イスコチン(イソニアジド)は抗結核薬に分類され、その作用機序は、ミコール酸の生合成を阻害することによるものである。
結核菌は細胞壁を持ち、その細胞壁の構成成分がミコール酸である。よって細胞壁の材料を阻害することで細胞壁が作れなくなる。
特に食前食後の指定はない。
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別ページ、リファジン(リファンピシン)、CYP以外にも尿の色などに気を付けよう。に続き、イスコチン(イソニアジド)についてまとめようと思った。
抗結核薬は多剤併用で用いられ、そのうちの1つである。リファジン(リファンピシン)と同じく気を付けるべき点は多い。
まず肝障害であり、これは他の抗結核薬に共通して起こりうることである。
イスコチン(イソニアジド)はビタミンB6を阻害すると考えられている。そのためビタミンB6が欠乏し、しびれなどの末梢神経炎を起こす可能性がある。この副作用を予防するために、ピドキサールなどのビタミンB6が処方されることがある。
乳糖水和物、ピリドキサールリン酸エステル水和物、リファンピシン、ブドウ糖の配合試験の結果がインタビューフォームにも記載がある。これらの薬剤とイスコチン(イソニアジド)を配合すると、含量の低下が起こるとされており、注意が必要である。どうしても賦形するのであれば、デンプンを賦形することが推奨されている。