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これ自体、記憶できない(笑)
レミニール(ガランタミン臭化水素酸塩)の作用機序はアセチルコリンエステラーゼ阻害作用である。
アセチルコリンは記憶に関わる神経伝達物質であり、アルツハイマー型認知症患者は減少していると考えられている。
、dstと認知症、bpsdへの対応1.png)
記憶に重要なアセチルコリンであるが、アセチルコリンエステラーゼによって分解される。レミニール(ガランタミン臭化水素酸塩)は、そのアセチルコリンエステラーゼを阻害することによって、アセチルコリンの分解を防ぐ。
、各認知症の特徴1.png)
その他にも、ニコチン性アセチルコリン受容体へのアロステリック活性化リガンド作用も持つ。
ニコチン性アセチルコリン受容体がシナプス前細胞についている。アセチルコリンがニコチン性アセチルコリン受容体につくと陽イオンの流入が起こる。そして、ニコチン性アセチルコリン受容体のアセチルコリンがつくところ以外の場所に、レミニール(ガランタミン臭化水素酸塩)がつくことによって、陽イオンの流入がさらに増える。陽イオンの流入が増えると、アセチルコリンの放出が増える。
、各認知症の特徴2.png)
ドネペジルなどと同じく、初期用量の8mg/日は有効用量でなく、消化器系副作用をみるためなので注意が必要。
Child-pugh分類で中等度の肝障害患者では、4mgを1日1回から開始し少なくとも1週間投与した後、 1日8mg(4mgを1日2回)を4週間以上投与し、増量。1日最大16mgまでとなっているので注意が必要。
前回の、アリセプト(ドネペジル塩酸塩)、DSTと認知症、BPSDへの対応に続き、今回は各認知症の特徴をまとめる。
認知症には様々なものがあるが、主に以下のものがあげられる。
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アルツハイマー型認知症は大脳皮質の神経細胞外にアミロイドβと呼ばれる不要なタンパクが蓄積して、次いで神経細胞内にタウタンパクが蓄積することで神経原線維変化が起こると考えられている。こうして脳の広範囲が萎縮し、早期から記憶に重要な海馬が萎縮することが多い。その他にもSPECTで、頭頂葉の血流が低下していることが多い
記銘力障害が特徴で、新しいことが覚えられない。その他にも、会話を取り繕ったり、質問時に家族に振り向いて確認したりすることもある。
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レビー小体型認知症はαシヌクレインというタンパクがレビー小体として大脳皮質の神経細胞内にたまり起こると考えられている。多彩な症状が出るのが特徴で、パーキンソン症状(振戦、小刻み歩行、体が固くなる筋強剛など)、幻視、レム睡眠行動障害、自律神経機能の不安定などの症状がある。
これらの中で特にレビー小体型認知症では、SPECTで後頭葉の血流が低下していることが多く幻視が起こりやすい。
、各認知症の特徴4.png)
前頭側頭型認知症も大脳の神経細胞内にたまり、前頭葉と側頭葉に萎縮が起こることが原因と考えられている。前頭側頭型認知症は変わった言動をすることがあるのが特徴。前頭葉は計画性や理性などに関わる。そのため発症すると、性格が変わったなどと言われることもあり、攻撃的でもあったりする。また徘徊をする際に、目的や経路や時刻などがピタッと決まっていることがある。
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脳血管性認知症は脳梗塞や脳出血など脳の血管の障害により認知症状が現れる。脳の障害部位に応じて、麻痺、構音障害、嚥下障害、歩行障害などの症状が現れる。記憶障害は軽度なことが多いが、SPECTで前頭葉の血流が低下していることが多く意欲低下が起こることもある。他にも感情失禁(悲しいわけではないのに、刺激で泣いてしまったり、笑ったりしてしまう)といったことが見られることもある。
脳を再び詰まらせないように予防することが重要であるが、治療や介護が難しい。
、各認知症の特徴6.png)
他の疾患が認知機能に影響を及ぼしている。原因疾患として、慢性硬膜下血腫、特発性正常圧水頭症、甲状腺機能低下症、栄養障害などがある。原因疾患が改善されれば、認知機能が戻る可能性があるのが特徴。
当院のDSTの先生は、認知症の早期発見と介入が重要と言っていた。また治療可能な認知症を鑑別して、治していくことも重要であると言っていた。