![ガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)、母乳と粉ミルクでの飲ませ方](../img/header.jpg)
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β-ガラクトシダーゼから乳糖などにつなげることができる。
乳糖は別名ラクトースと呼ばれる。ラクトースは2つの糖からなり、1つはグルコース、2つ目はガラクトース。
ラクトースはβ-ガラクトシダーゼと呼ばれる酵素によって、グルコース、ガラクトースに分解される。
小児などのミルクには乳糖が含まれているが、一部の小児は乳糖を分解する酵素が少なかったり、働きがいまいちだったりして、分解がうまく行われないことがある。その結果、下痢を起こしたりする。これを乳糖不耐症と呼ぶ。
ガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)は、分解する酵素を補うことで作用を示す。
ガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)の赤ちゃんへの飲ませ方は経験したことでまとめる。
開局一番でガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)の処方が小児科から来た。
小児科の門前ではないため、他の薬局から譲ってもらって対応したのだが、全く扱ったことがなかったのでまとめておく。
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ガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)を赤ちゃんに使う際は、母乳か粉ミルクによって飲ませ方が異なる。
ガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)1回分をおちょこなどにあけて、ぬるま湯を飲める量入れて溶かして授乳の途中で飲ませる。
粉ミルクを哺乳瓶で溶かして、冷めた後にガランターゼ(β-ガラクトシダーゼ)を加えて溶かしてから飲ませる。溶けないときは、哺乳瓶を振り混ぜて溶かしてもOK。
いずれの方法でも、インタビューフォームによると「0〜50℃では失活せず,60℃では失活」とあるため、溶かす液体の温度が50℃以下になるように気をつける必要がある。