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私たちは脳で考えて、色々な行動などをします。指令を出す脳がうまく働くには情報のやりとりが必要です。情報のやりとりには微弱な電気信号が必要です。しかしこの電気信号が何らかの原因で過剰に出たりすると、体のコントロールが効かなくなりてんかんとなってしまいます。

電気が起こる部分によって、以下の2つにわけられます。

脳全体の電気的興奮を起こします。さらに以下の2つにわけることができます。
脳の一部分の電気的興奮を起こします。さらに以下の2つにわけることができます。
神経が過剰に興奮しているのが原因なので、興奮を起こさせないようにするのが抗てんかん薬になります。電気的興奮を減らすには大きく2つの方法があります。
1つは興奮性神経を抑える方法です。
2つ目は抑制性神経と呼ばれる神経の抑制に関わるものの働きを強めることで、興奮を抑える方法です。
電気的興奮が起こるには、Na+やCa2+といったイオンのやり取りが必要です。これらのイオンのやり取りにはチャネルと呼ばれるトンネルのようなものを通してやりとりされます。トンネルを封鎖することによってイオンがやり取りできなくなります。

先ほどと同様にCa2+チャネルを阻害することで、効果を示します。
神経と神経の間で、神経伝達物質と呼ばれるものが受け渡しされています。シナプス小胞に入っている神経伝達物質が、膜表面にあらわれ、中身の神経伝達物質を放出されます。
そして神経伝達物質の放出の制御を行っている要素の1つとして考えられているのが、SV2A(シナプス小胞タンパク2A)と呼ばれるタンパクです。
レベチラセタム(イーケプラ)は、主にSV2Aに結合することで、てんかんの発作抑制をもたらすと考えられています。
、内服薬と用法用量が同じてんかん薬。1.png)
先ほどのレベチラセタム(イーケプラ)で述べた神経伝達物質の1つにグルタミン酸があります。
神経間に出てきたグルタミン酸は、次の神経であるシナプス後ニューロンのAMPA(α-amino-3-hydroxy-5-methyl-4- isoxazolepropionic acid)型グルタミン酸受容体にくっつきます。AMPA型グルタミン酸受容体にくっつくと、神経伝達が進み神経の興奮が広がっていきます。
ペランパネル(フィコンパ)はAMPA型グルタミン酸受容体に対して非競合的にくっつくことで、グルタミン酸による神経興奮を抑えます。

Ca2+チャネルを阻害しますが、ガバペンチン(ガバペン)とは違い、シナプス後ニューロンのT型Ca2+チャネルを阻害します。

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抑制性神経が働くには、神経伝達物質の1つであるGABAがGABAA受容体に結合することが必要です。
GABAがGABAA受容体にくっつくことで、Cl-イオンが細胞内に入り、過分極を起こします。そうすることで神経細胞が鎮まります。
GABAは、GABAトランスアミナーゼという酵素によって、コハク酸セミアルデヒドというものに分解されてしまいます。バルプロ酸(デパケン)はGABAトランスアミナーゼを阻害することで、GABAの分解を防ぎ先ほどの流れを維持します。

GABAA受容体には、バルビツール酸結合部位もしくはベンゾジアゼピン系結合部位というものが存在します。これらの薬は、先ほどの結合部位に結合することで、Cl-の細胞内流入を促進します。
国家試験では作用機序の他に、強直間代発作、欠神発作、部分発作のどのてんかんに有効かというのが問われます。
すべてを覚えるのは難しいので、消去法でいきましょう。必ず覚えておきたいのが、以下の3点です。

この3つのルールで国試は結構解けるはず・・・。もちろん全てのてんかん薬を載せていませんし、この法則に当てはまらないものもあるのでご利用は計画的にお願いします(笑)