中枢に作用する薬、リタリンとコンサータに気を付けよ。

中枢に作用する薬、リタリンとコンサータに気を付けよ。

中枢に作用する薬はナルコレプシーに使われたり、取り扱いが特殊なものが多いです。中でもリタリン(メチルフェニデート)やコンサータ(メチルフェニデート)などは、医師や医療機関や薬局も流通管理委員会に登録をしなければなりません。

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中枢に作用する薬、リタリンとコンサータに気を付けよ。

中枢に作用する薬を取り扱うことは現場ではなかなかありません。中枢に作用するので、扱いも特殊なものが多いです。そのため、持参薬などで持ってきたときにどういう薬なのかを知らないと危険なことがあります。

 

今回の薬に関連する疾患に、ナルコレプシーがあります。まずナルコレプシーを確認していきます。

 

ナルコレプシー

日中に強い眠気が生じて、居眠りを繰り返してしまいます。また日中の眠気以外にも、情動脱力発作といって、笑いや驚きなどの情動に伴って、首や膝の力が抜けてしまうといったこと症状が見られることも特徴的です。

 

 

原因はよくわかっておらず、生活習慣の改善とともに、薬物療法などが行われます。

 

ナルコレプシー治療薬

リタリン(メチルフェニデート)

 

  • ドパミン、ノルアドレナリンの再取り込みを阻害

 

ドパミンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害して、これらを増やします。その結果、神経系の機能を更新させます。

 

なお、リタリン(メチルフェニデート)や、同じメチルフェニデートの成分を含むコンサータなどは特別な流通管理をするような決まりになっています。

 

薬局がリタリン(メチルフェニデート)やコンサータ(メチルフェニデート)を取り扱う場合は、あらかじめ各製品の流通管理委員会に登録を受ける必要があります。

 

 

薬局だけでなく、医師や医療機関も登録が必要です。そのため、まずリタリン(メチルフェニデート)やコンサータ(メチルフェニデート)の処方箋を受けたときに、医師と医療機関が流通管理委員会の登録リストに登録されているかを確認します。登録が無ければ、調剤を拒まなければなりません。

 

流通管理が厳しいため、リタリン(メチルフェニデート)やコンサータ(メチルフェニデート)を薬局間で譲渡や譲受をすることもできません

 

 

モディオダール(モダフィニル)

 

  • GABA遊離抑制作用、ヒスタミン・ドパミン遊離作用

 

リタリン(メチルフェニデート)より効果は持続的で軽いとされています。軽いせいかモディオダール(モダフィニル)は先ほどまでの薬局を流通管理委員会に登録するとかはありません。

 

しかし、医師や医療機関はメーカーの登録が必要です。そのため、薬局はその点を確認しなければなりません。

 

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食欲抑制剤

サノレックス(マジンドール)

 

  • 視床下部の摂食中枢と満腹中枢に作用し食欲抑制

 

いわゆるやせ薬になります。食欲抑制以外にも、ノルアドレナリン、ドパミン、セロトニンなどの再取り込みを阻害して代謝変動を改善するとも考えられています。

 

サノレックス(マジンドール)は1回の処方では14日分までであり、投与期間も3か月までとされています。

 

まとめ

  • 中枢に作用する薬は特殊な扱いをするものが多い。
  • リタリン(メチルフェニデート)やコンサータ(メチルフェニデート)を扱う場合は、医師や医療機関や薬局も流通管理委員会に登録を受けなければならない。

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