![アドレナリン作動薬、混合型](../img/header.jpg)
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前回の、アドレナリン作動薬、間接型では間接型をまとめました。いよいよ最後の混合型です。
直接型と間接型両方の作用を持ち合わせている薬です。ゴロなど使わなくても覚えられると思いますが、どうしても覚えられなければ、川柳風に覚えます。
そのままなので解説するまでもないと思います。ドカルパミンはドパミンのプロドラッグなので、そちらを覚えておけば川柳を使わずとも覚えられると思います。
直接作用はβのみのため、α作用はタキフィラキシーが生じる不思議な薬です。そのためタキフィラキシーを生じると、β作用しか出てこなくなります。
どういうことかと言いますと、エフェドリン(エフェドリン)、メチエフ(dl-メチルエフェドリン)は間接作用があるため、ノルアドレナリンの遊離を促します。出てきたノルアドレナリンはα受容体にもβ受容体にもくっつくため、それぞれの効果が得られます。
その状態でタキフィラキシーが生じて、ノルアドレナリンが枯渇してしまうと、間接作用でα受容体もβ受容体も刺激出来なくなります。
しかし、エフェドリン(エフェドリン)、メチエフ(dl-メチルエフェドリン)は直接作用として、β受容体を刺激する作用を持つためタキフィラキシーを生じたとしても、β受容体は直接刺激することができるんですね。
量によって刺激する受容体が変わるこれまた不思議な薬です。間接作用は中等量で出てきます。
先ほども言ったように、ドパミンのプロドラッグです。イノバン(ドパミン)は緊急時に注射で使われますが、タナドーパ(ドカルパミン)は内服薬なので離脱しようとするときに使われます。
現場で良く使われる薬なので、ついでにまとめておきます。
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ノルアドレナリンと競合して末梢の神経終末に取り込まれることによって、ノルアドレナリンの神経終末への再取り込みを抑制します。透析で良く出る薬です。