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角化症は、皮膚が硬く厚くなりガサガサになってしまう病気です。角化症の原因は、先天性のものや紫外線などの後天的なものなどがあります。また原因や症状によって、様々な種類があります。
薬の前に皮膚の構造を簡単に確認します。
皮膚は大まかにいうと、表皮と真皮という2つの構造をとっています。
表皮はさらに外側から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層という層からできています。これらのうちの角質層が異常に厚くなることで角化症は起こります。
角質層は新陳代謝が行われていて、新しいものができて、古いものは剥がれ落ちるというサイクルを繰り返しています。このサイクルは約1ヶ月で行われていて、ターンオーバーと呼ばれています。どうりで垢があっという間にたまるわけだ(笑)
私が韓国に行ったときに、アカスリをしてもらいましたが、「かつお節か!!」とツッコミたくなるくらいの垢がとれました。常日頃からアカスリをきちんとやりましょう・・・・・お食事中などの方、失礼しました(笑)
角化症を予防するためには、このターンオーバーをしっかり回して、保湿していくことが重要です。
角化症の種類によっては、ステロイドなどが使われることがありますが、基本は保湿などになってきます。角化症治療薬には以下のようなものがあります。
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ビタミンAは皮膚の新陳代謝に関わっています。ザーネ(ビタミンA)はビタミンAを補充し、新陳代謝を高めることで、角質の肥厚を予防します。
またチガソン(エトレチナート)は、ビタミンAと類似の構造を持ち合成された製剤で内服薬になります。
これらの活性型ビタミンD3製剤は、ビタミンD受容体にくっつくことで、表皮の角化細胞の増殖を抑えます。
角質の水分不足は、肥厚の原因となります。パスタロン(尿素)は、角質に水分を与えて、水分保持量を高めます。
サリチル酸ワセリン(サリチル酸)は肥厚してしまった角質を柔らかくする作用があります。また抗菌作用なども持ち合わせていて、白癬などにも使われます。