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皆さんは花粉症をお持ちですか?私は花粉症持ちですが、薬を飲めば抑えられます。今回お話しするアレルギー治療薬は、蕁麻疹、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などに使われます。
アレルギーは、肥満細胞や好塩基球から出てくるケミカルメディエーターと呼ばれるものによって引き起こされます。ケミカルメディエーターの代表例は、ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンでこれらが平滑筋収縮や、血管透過性の亢進を起こします。
抗アレルギー薬には以下のようなものがあります。
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肥満細胞から、ヒスタミンやロイコトリエンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制することで、抗アレルギー作用を示します。
効果が出るまでに時間がかかるため、1ヶ月くらいは継続して使う必要があります。
ヒスタミンH1受容体を遮断することによって抗アレルギー作用を示します。
中枢内のヒスタミンH1受容体も遮断しやすいため眠気が出やすいです。他にも抗コリン作用も出やすく、口渇、排尿困難、眼圧上昇なども起こすことがあります。
第一世代ヒスタミンH1受容体遮断薬の欠点を改善しているのが第二世代ヒスタミンH1受容体遮断薬です。
今回は割愛しますが、合剤なども出ています。
トロンボキサン合成酵素を阻害して、トロンボキサンA2(TXA2)の産生を抑えます。
トロンボキサンA2がトロンボキサンA2受容体にくっつくのを阻害して、抗アレルギー作用を示します。
ロイコトリエンがロイコトリエン受容体にくっつくのを阻害して、抗アレルギー作用を示します。
ヘルパーT細胞にはいくつか種類があって、1型(Th1細胞)と2型(Th2細胞)があります。
そのうちTh2細胞はIL-4、IL-5などを産生します。IL-4はB細胞の活性化、IL-5は好酸球の活性化などに関わり、アレルギー反応を進めていきます。
アイピーディ(スプラタスト)はTh2細胞のIL-4、IL-5の産生を抑制します。