頻尿治療薬、膀胱の排尿筋と受容体

頻尿治療薬、膀胱の排尿筋と受容体

頻尿は膀胱の排尿筋が収縮してしまうことが原因と考えられています。膀胱の排尿筋にはM3受容体、β2受容体、β3受容体などがあり、頻尿治療薬はこれらに関わります。

Sponsored Link

頻尿治療薬、膀胱の排尿筋と受容体

前回の前立腺肥大関連薬、尿道が圧迫されて排尿障害が起こる。では、オシッコが出なくて困るという話をしました。今回はその逆で、頻尿すぎて困るという話です。

 

 

一般的に人はトイレに行く回数は6回前後くらいで、夜間は行かないのが普通です。しかし、頻尿になると、日中にトイレに8回以上行くようになったり、夜間トイレに行くために起きてしまったりします。

 

また、トイレへ行くのに間に合わず、漏らしてしまうこともあり、非常に生活に直結してきます。

 

これらのトラブルは尿を貯める膀胱で異常が起こることが原因とされています。

 

膀胱の収縮

膀胱にある排尿筋が収縮することで、排尿が起こります。排尿筋の収縮には3つの受容体が関わっていると考えられています。

 

  • M3受容体;M3受容体刺激で収縮
  • β2受容体;β2受容体遮断で収縮
  • β3受容体;β3受容体遮断で収縮

 

 

これらの受容体に関わるものが頻尿の治療薬となります。

 

頻尿治療薬

頻尿に関わる薬には以下のものがあります。

 

  • 抗コリン薬
  • β2受容体刺激薬
  • β3受容体刺激薬
  • その他

 

Sponsored Link

Sponsored Link

 

抗コリン薬

バップフォー(プロピベリン)、ネオキシテープ(オキシブチニン)、ベシケア(ソリフェナシン)、ウリトス(イミダフェナシン)、デトルシトール(トルテロジン)、トビエース(フェソテロジン)

 

  • M3受容体遮断

 

先ほどM3受容体を刺激することで、排尿筋が収縮するという話をしました。これらの薬はM3受容体を遮断することで、排尿筋を弛緩させます。

 

内服薬以外にも、ネオキシテープ(オキシブチニン)というテープ剤もあります。

 

プロピベリン、オキシブチニン、「〜フェナシン」「〜テロジン」で覚えましょう。

 

β2受容体刺激薬

スピロペント(クレンブテロール)

 

  • β2受容体刺激

 

先ほどβ2受容体が遮断されてしまうことで、排尿筋が収縮するという話をしました。スピロペント(クレンブテロール)は排尿筋のβ2受容体を刺激して排尿筋を弛緩させます。

 

β3受容体刺激薬

ベタニス(ミラベグロン)、ベオーバ(ビベグロン)

 

  • β3受容体刺激

 

同じくこれらの薬は、β3受容体を刺激して排尿筋を弛緩させます。

 

語尾が「〜ベグロン」であるため、覚えやすいです。

 

その他

ブラダロン(フラボキサート)

 

  • Ca2+チャネル遮断作用

 

排尿筋などの筋肉は、収縮するのにCa2+を必要とします。ブラダロン(フラボキサート)はCa2+チャネルと呼ばれるトンネルのようなものから、Ca2+が入ってこないようにします。収縮に必要なCa2+が減ってしまった排尿筋は収縮しにくくなります。

 

まとめ

  • 膀胱の収縮には排尿筋が関わる。
  • 排尿筋の収縮には、M3受容体、β2受容体、β3受容体などが関わる。

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link