下痢治療薬は、原因を抑えて水分を減らす

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下痢治療薬、水分が増える原因は?

前回の、便秘治療薬、腸における原因では便秘についてまとめましたが、今回は下痢です。便秘も辛いですが、下痢も辛いです。

 

 

下痢の原因には以下のようなものがあります。

 

  • 腸の動きが高まっている;腸の動きが高まりすぎて便から水分を吸収する時間が少ない
  • 腸液の分泌が過剰;食あたりなどで腸液の分泌が高まり、水分が増える
  • 腸管内の浸透圧が高まっている;下剤などで腸管内の浸透圧が高まり、水分が吸収されない

 

下痢の形から想像がつくように、何らかの原因で腸管内の水分が増えていることが原因なわけです。

 

下痢治療薬

下痢の治療薬には以下のようなものがあります。

 

  • 過敏大腸症治療薬
  • 腸運動抑制薬
  • 収れん薬
  • 腸内殺菌薬
  • 乳酸菌製剤

 

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過敏大腸症治療薬

トランコロン(メペンゾラート)

 

  • 抗コリン薬

 

腸が動くには、コリン作動性神経から出てきたアセチルコリン(ACh)という物質が、ムスカリンM3受容体にくっつくことが必要です。

 

 

トランコロン(メペンゾラート)は、アセチルコリンがムスカリンM3受容体にくっつくのを妨げます。その結果、腸が動くのを抑えます。

 

 

腸運動抑制薬

ロペミン(ロペラミド)

 

  • オピオイドμ受容体の刺激

 

先ほどのアセチルコリンですが、オピオイドμ受容体によって遊離抑制を受けます。

 

 

ロペミン(ロペラミド)は、オピオイドμ受容体を刺激することで、アセチルコリンの遊離を抑制します。よって腸が動くのを抑えます。

 

収れん薬

タンナルビン(タンニン酸アルブミン)

 

  • タンニン酸の遊離

 

タンナルビン(タンニン酸アルブミン)は腸内でタンニン酸を遊離します。タンニン酸は収れん作用を持つため、下痢を抑えられます。

 

次硝酸ビスマス(次硝酸ビスマス)

 

  • 粘膜の感受性の低下

 

腸粘膜にあるたんぱく質と次硝酸ビスマス(次硝酸ビスマス)は結合します。腸粘膜に結合することでが作られ、感受性が低下するため下痢を抑えられます。

 

 

腸内殺菌薬

フェロベリン(ベルベリン)

 

  • 有害物質の生成抑制

 

下痢の原因にもなるインドールやスカトールなどの有害物質を作る酵素があります。その酵素をフェロベリン(ベルベリン)が抑えることで、腐敗や過剰な腸の動きを抑えます。

 

乳酸菌製剤

ビオフェルミン(ラクトミン製剤)、ラックビーN(ビフィズス菌)、ミヤBM(酪酸菌)、ビオスリー(酪酸菌配合)

 

  • 整腸剤

 

私たちの腸内には、数百兆個以上の細菌がいると言われています。細菌と聞くと、悪いイメージを持つかもしれませんが、ヨーグルトのCMなどで見るように良い菌、いわゆる善玉菌もいます。逆に先ほどの悪い菌は悪玉菌と呼ばれています。そして、どちらともつかずの中間菌も存在し、三国志のように、これらが日々バランスを保っています。

 

このバランスが崩れたときに、下痢や便秘が起こりやすくなります。

 

 

これらの整腸剤を投与することで崩れてしまったバランスを元に戻すことによって、諸症状を改善します。

 

まとめ

  • 下痢治療薬は、水分が増える原因を抑えて効果を示す。
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