過敏性腸症候群関連薬、IBSとストレス

過敏性腸症候群関連薬、IBSとストレス

過敏性腸症候群はIBSと呼ばれ、ストレスなどにより腹痛や腹部不快感が生じます。過敏性腸症候群には便秘型や下痢型などがあり、薬は症状に合わせて使われます。

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過敏性腸症候群関連薬、IBSとストレス

どんな人でもストレスを感じない人はいません。過敏性腸症候群(IBS;irritable bowel syndrome)の人で、よくある例には電車通勤や会議などがあげられます。これらのストレスを感じると腸が過敏状態となり、腹痛や腹部不快感が生じます。

 

 

過敏性腸症候群は、下痢のイメージが強いですが、下痢型以外にも、便秘型、混合型などが存在し、それぞれにあった薬が使われます。

 

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過敏性腸症候群関連薬

代表的なものには以下のようなものがあります。

 

ポリフル(ポリカルボフィルカルシウム)

 

  • 腸管での水分調節

 

ポリフル(ポリカルボフィルカルシウム)は、吸収性と保水性があり、吸水すると膨らみ、ゲル化します。この性質を利用します。

 

 

下痢の時には、便から過剰となってしまった水分を吸収して便の形を改善します。またゲル化が起こるため、消化管内容物の通過時間を遅らせて排便回数を減らします。

 

便秘の時には、消化管内で水分を吸収して膨らむことで、内容物の容量を増やし、排便回数を増やします。

 

セレキノン(トリメブチン)

 

  • オピオイド作動薬

 

腸管にはオピオイドμ受容体やκ受容体が存在し、セレキノン(トリメブチン)はそこに作用します。

 

 

κ受容体にセレキノン(トリメブチン)が作用すると、副交感神経が抑制されます。その結果、アセチルコリン(ACh)の遊離が抑制されます。アセチルコリンは腸管を動かすのに必要な伝達物質であるため、腸管の動きが抑えられます。

 

逆にμ受容体にセレキノン(トリメブチン)が作用すると、交感神経が抑制されます。交感神経が抑制されると、副交感神経が活性化され、アセチルコリンの遊離が増えます。アセチルコリンの遊離が増えるということは、腸管の動きが活発になります。

 

よってセレキノン(トリメブチン)は、腸管の動きに合わせて、亢進したり抑制したりします。

 

イリボー(ラモセトロン)

 

  • セロトニン5-HT3受容体拮抗薬

 

先ほどのストレスを感じることで、腸管からセロトニン(5-HT3)が分泌されます。セロトニンがセロトニン5-HT3受容体に結合すると、腸の運動に異常が起こり、下痢や腹部不快感などが生じるのです。

 

 

イリボー(ラモセトロン)はセロトニンがセロトニン5-HT3受容体にくっつかないようにすることで効果を示します。

 

イリボー(ラモセトロン)は下痢型過敏性腸症候群に使われます。

 

リンゼス(リナクロチド)

 

  • グアニル酸シクラーゼ受容体の刺激

 

腸管上皮細胞表面には、グアニル酸シクラーゼ受容体というものが存在し、リンゼス(リナクロチド)は、その受容体に結合します。

 

リンゼス(リナクロチド)がグアニル酸シクラーゼ受容体に結合すると、GTPと呼ばれる物質がcGMPに変換され、大きく二つの作用を示します。

 

 

  1. 主に塩化物イオンや重炭酸イオンを腸管内に放出し、それに伴い腸管内への水分分泌を促進する。
  2. 求心性神経に働き、腹痛や腹部不快感を改善する。

 

 

 

リンゼス(リナクロチド)は便秘型過敏性腸症候群に使われます。

 

まとめ

  • 過敏性腸症候群はストレスなどにより、腹痛や腹部不快感が生じる。
  • 過敏性腸症候群には、下痢型や便秘型などが存在する。

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