順列の応用と組み合わせ

順列の応用と組み合わせ

前回まででやった順列の応用問題の例題と組み合わせをまとめました。組み合わせと順列の違いは、順番を無視できるところが違います。

Sponsored Link

順列の応用と組み合わせ

前回の順列の基本では、順列と階乗について確認しました。今回は順列の応用と組み合わせをみていきたいと思います。今回も変わらず高校の数学レベルなので、余裕な方は飛ばしてください。

 

 

では、まず順列の応用編の例題からいきます。

 

例題1

A、B、C、D、Eの5人が1列に並ぶ。この時A、Bの2人が先頭の2番目までにならぶ確率はいくつか?

 

確率=ある事象が起こる度数÷考えられる全ての度数で表されました。

 

まず考えられる全ての度数ですが、5人が1列に並ぶのは5!=120通りです。

 

次にある事象が起こる度数ですが、A、Bの二人が先頭の2番目にくるのは、AB●●●か、BA●●●の2通りしかないです。一応式にすると2P2=2となります。残りの●●●の中にC、D、Eが入る順列を考えると3P3=6通りです。よってこれらを掛け合わせて2×6=12がある事象が起こる度数となります。

 

以上のことから、確率=ある事象が起こる度数÷考えられる全ての度数=12/120=0.1。これが答えです。

 

例題2

薬学部の学生を各学年1人ずつ集めてディベートをした。司会は6年生が務めて場所が決まっているものとする。残りの1年生〜5年生の配置方法は何通りあるか?

 

6年生の場所は固定されているので、残りの5つの席の並べ方を考えればよいことになります。つまり5!=120通りです。

 

1年生から6年生まで集めてディベートすると色々な意見が聞けそうで面白そうですね。

 

次は頭を少し切り替えて組み合わせの例題を見ていきます。

 

Sponsored Link

Sponsored Link

 

例題3

A、B、C、D、Eのうち3人が選ばれる組み合わせはいくつか?

 

先ほどまでの順列の例題と違うのは、順番はどうでもいいのでどの3人が選ばれるかという点です。例えば、A、B、Cの3人で考えた場合、ABC、ACB、BAC、BCA、CAB、CBAと順列ではなりましたが、組み合わせで考えた時は1通りとなります。

 

3人が並ぶ並び方はどうでもよく無視できるので、5人のうちから3人を並べる5P3=60を3人の並び方である3!=6でわればよいことになります。つまり60÷6=10通り。これが答えです。

 

これを組み合わせ(記号C)を使って表すと5C3となります。先ほども言ったように、5人のうちから3人並べるのを選んだ3人の順列で割ることを意味するので数式にすると

 

5C3=5!/[(5−3)!×3!]

 

となります。

 

まとめ

  • 組み合わせは順列と異なり、順番は無視できる。

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link