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前回の母集団と標本では、統計学はどういう学問なのかを母集団と標本という単語を交えて話しました。今回は統計学に使われるデータについて見ていきたいと思います。
統計学はどうしても数字のイメージが強いですが、その他にも様々なデータが使われます。その様々なデータには測れるものと測れないものが存在します。例えば、当サイトについて以下のようなアンケートを皆様にとったとします。
当サイトはわかりやすいか?
あなたは薬学部何年生ですか?
あなたの性別は?
当サイトを1週間にどれくらい見ますか?
このアンケートについて以下のような回答が得られたとします。
では、このアンケートの回答結果ですが、測れるデータと測れないデータがあるのですがわかるでしょうか?先ほどのアンケートについては以下のように分類できます。
測れるデータというのは、目盛が等間隔であるため測ることができます。それに対して測れないデータは、目盛が等間隔ではありません。特に最初の当サイトはわかりやすいか?というのは個人の尺度で決まっているものなので、それぞれのわかりやすさの間隔は等しいと言えないから測れないわけです。
測れるデータのことを数量データ、測れないデータのことをカテゴリーデータと呼びます。
ちなみに本当にtwitterでたまに皆様にアンケートをとっていますが、その時に当サイトを「とてもわかりやすい」とアンケートに答えてくれるのを楽しみにしています(笑)
では、例題と共にもう少し数量データとカテゴリーデータをみてみましょう。
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ある開発中の高血圧治療薬をAさんに治験で投与し、以下のデータ得られた。このデータについて数量データとカテゴリーデータで分類せよ
年齢、血圧、脈拍、体温、呼吸数は、目盛が等間隔のため数量データとなります。血液型、職業、味の評価については目盛が等間隔ではないのでカテゴリーデータとなります。