
Sponsored Link
前回の製剤、日本薬局方の生薬を含む剤形(チンキ剤、エキス剤、流エキス剤、浸剤・煎剤)のまとめでは、生薬を含む剤形についてまとめました。今回は甘味を含む剤形をまとめます。
前回同様、国家試験で甘味を含む剤形は?と問われる可能性があります。なので、今回もそういう視点で見てもらえたらと思います。
日本薬局方に載っている甘味を含む剤形の代表例には以下のようなものがあります。
Sponsored Link
Sponsored Link
エリキシル剤は、日本薬局方で甘味及び芳香のあるエタノールを含む澄明な液状の経口液剤と定義されています。
エリキシル剤はエタノールだけでなく、甘味や芳香もあるため、ゴロで覚えましょう。
イメージ作りの物語を。友達から紹介されたエリちゃんと、バーでデートすることになりました。バーのカウンターでエリちゃんが隣に座ると、甘くていい香りがしました。そんな大人のお姉さんのエリちゃんは、綺麗なだけでなくお酒がとても強かったという話です。
エリキシル剤の容器は気密容器を用います。
シロップ剤は、日本薬局方で経口投与する、糖類又は甘味剤を含む粘稠性のある液状又は固形の製剤と定義されています。ムコダインシロップなどのような小児のシロップ剤が有名どころですね。
シロップ剤にはシロップ用剤が含まれます。シロップ用剤は日本薬局方で水を加えるとき、シロップ剤となる顆粒状又は粉末状の製剤と定義されています。いわゆる小児のドライシロップが該当します。
シロップ剤の容器は気密容器、シロップ用剤は密閉容器を用います。
リモナーデ剤は、甘味及び酸味のある澄明な液状の経口液剤と定義されています。リモナーデ剤を英語にすると、Lemonadesとなります。そう、実はレモネードなのです。レモネードは甘くて酸っぱいので、そこからも甘味と酸味というイメージに結び付けられると思います。
タピオカに続いて、レモネードもインスタ映えするみたいで流行っているみたいですよね。・・・とこの記事を見ているころには、もう実はブームは去っているのかもしれません(笑)
おそらく、エリキシル剤のゴロを抑えれば、シロップは甘いイメージ、リモナーデはレモネードをイメージすれば、甘味を含む剤形は抑えられると思います。