打錠機と打錠障害(キャッピング、ラミネーション、バインディング、スティッキング)のまとめ

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製剤、打錠障害にはキャッピング、ラミネーション、バインディング、スティッキングなどがある。

前回の製剤、粉砕、混合、造粒に使われる機械で見てきたように、薬のもとができたら、いよいよ打錠です。今回は打錠について見ていきます。パンで例えるならば、前回までは生地作りで今回が焼き上げのような感じでしょうか。

 

 

打錠機

パン焼き機にも色々な種類があるように打錠機にも種類があります。打錠機には以下のようなものがあります。

 

  • 単発式打錠機(エキセントリック型打錠機);原料を臼の中へ充填し、上杵と下杵が圧縮して、排出される。
  • ロータリー型打錠機;臼と杵がターンテーブルに等間隔で取り付けられていて、回転すると充填、圧縮、排出などが行われる。

 

 

単発式打錠機(エキセントリック型打錠機)は臼と杵の数が1つですが、ロータリー型打錠機は臼と杵が多数ついています。そのため、打錠速度は単発式打錠機(エキセントリック型打錠機)よりロータリー型打錠機の方が速いです。

 

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打錠障害

パンの焼き上げは、必ずしもうまくいくとは限りません。焦げてしまったり、一部が欠けてしまったりすることがあります。打錠も同じです。いわゆる不良品ができることがあります。これら打錠障害には以下のようなものがあります。

 

 

水分不足などでスカスカのもの

乾燥しすぎたり、結合剤不足、滑沢剤過剰などが原因で起こります。

 

  • キャッピング;錠剤の上や下が帽子状にはがれる
  • ラミネーション;錠剤の真ん中が層状にはがれたり、分離する

 

 

キャッピングはcap(帽子)から引っ張ってこられると思います。ラミネーションは紙などをプラスチックで挟むラミネート加工をイメージすれば引っ張ってこられます。

 

これらの打錠障害と原因はゴロを使って覚えましょう。

 

  • 水分不足なのにラムネのキャップ障害

 

 

  • 水分不足;水分不足が原因
  • ラムネ;ラミネーション
  • キャップ;キャッピング
  • 障害;打錠障害

 

イメージ作りの物語を。水分不足で今すぐラムネが飲みたいのに、ラムネのキャップに障害が起こり飲めないという悲劇的な状況です。

 

最近お祭りでラムネ飲んでないなぁ〜。ふとこういうので思い出すと、急に飲みたくなりますね(笑)

 

水分過剰などでベタベタのもの

乾燥が足りていなかったり、結合剤過剰、滑沢剤不足などが原因で起こります。

 

  • バインディング;錠剤の側面に縦の傷が入る
  • スティッキング;打錠機の杵に錠剤の一部がついてしまいはがれる

 

 

バインディングはbind(縛る)をイメージしましょう。縛ると跡が残ったり傷が残ったりしますよね(意味深)。スティッキングはsticking(粘着)から、杵に付着してはがれてしまうことをイメージしましょう。

 

先ほどのキャッピングとラミネーションを抑えれば原因と打錠障害は消去法で覚えられると思います。

 

まとめ

  • 単発式打錠機(エキセントリック型打錠機)よりロータリー型打錠機の方が速い
  • 打錠障害には、キャッピング、ラミネーション、バインディング、スティッキングなどの種類がある。

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製剤、打錠障害にはキャッピング、ラミネーション、バインディング、スティッキングなどがある。 関連ページ

ADMEと肝初回通過効果の概要
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薬の吸収は非撹拌水層、溶解速度、胃内容排出速度などの影響を受ける。
経口投与された薬は小腸から吸収され、肝初回通過効果を受けます。吸収された薬に影響を与える要因として、非撹拌水層、溶解速度、胃内容排出速度などがあります。
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生体膜透過には、単純拡散などの種類があります。単純拡散はFickの法則により、透過速度は濃度勾配に比例して、膜の厚さに反比例します。またpH分配仮説により分子形が生体膜を透過しやすいです。
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特殊輸送は能動輸送、促進拡散、膜動輸送などがあります。能動輸送においては、P-糖タンパク質とMichaelis-Menten(ミカエリスメンテン)式をおさえることが重要です。
薬物動態、消失半減期t1/2とグラフの読み方
薬物動態を考える際に、消失半減期、分布容積、全身クリアランス、バイオアベイラビリティなどのパラメーターを使います。消失半減期t1/2は血中濃度が半分になるまでの時間です。
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分布容積Vdは、組織への移行のしやすさを表す指標です。薬物動態では分布容積はDiv=C0・Vdと計算式をあらわすことができます。この式を使って、グラフの描き方を見てみます。
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薬物動態、腎クリアランスCLrの計算式
全身クリアランスは腎クリアランスを用いて、CLtot=CLr+CLhとあらわすことができます。また腎クリアランスはCLr・Cp=U・VやCLr=(GFR・fp+分泌クリアランス)(1-R)とあらわすことができます。
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薬物動態のうち、肝臓を1回通過した時の薬物濃度の減少率を肝抽出率Ehと言います。また肝クリアランスCLhを用いて、肝抽出率を表すと、CLh=Eh・Qhとなります。
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分子を安定化させて、中へ進ませようとする力を表面張力といいます。溶質の液表面への吸着量と表面張力の関係を表した式をGibbs(ギブズ)の吸着吸着等温式といいます。
製剤、ぬれと接触角
固体表面に液滴が広がる現象をぬれと言います。ぬれは接触角θによって度合いが表され、拡張ぬれ、浸漬ぬれ、付着ぬれなどに分類されます。Washburn式(ウォッシュバーン式)はぬれに関わる式です。
製剤、界面活性剤と臨界ミセル濃度(c.m.c)
界面活性剤は親油基と親水基からなります。界面活性剤は、様々な特徴を持ち、臨界ミセル濃度(c.m.c)、クラフト点、曇点、HLBなどがあります。
製剤、コロイド分散系の特徴
分散系は、分子分散系、コロイド分散系、粗大分散系にわけられます。コロイド分散系の特徴は、ブラウン運動、チンダル現象、凝析塩析などがあります。
製剤、懸濁剤や乳剤(エマルション)の特徴
粗大分散系の代表例には、懸濁剤や乳剤(エマルション)があります。懸濁剤はケーキング、乳剤(エマルション)はクリーミングが起こります。沈降速度はStokes式(ストークス式)に従います。
製剤、粘弾性とニュートン流動
粘弾性を求める方法にMaxwell(マックスウェル)モデルとVoigt(フォークト)モデルがあります。Newton(ニュートン)の粘性法則に従うものをニュートン流動、従わないものを非ニュートン流動という。
製剤、ニュートン流動と非ニュートン流動のグラフ
ニュートン流動と非ニュートン流動のグラフと、その例を覚えることが重要です。非ニュートン流動には、塑性(ビンガム)流動、準(擬)粘性流動、準(擬)塑性流動、ダイラタント流動(ダイラタンシー)などがあります。
製剤、粒子の測定方法と粒度分布
粒子の測定方法には、ふるい分け法、沈降法、光学顕微鏡法、コールターカウンター法、気体吸着法、空気透過法などがあります。ふるい分け法、沈降法、光学顕微鏡法、コールターカウンター法からは粒度分布が得られます。
製剤、粉体の充填性、流動性、吸湿性
粉体の製剤に関わる性質には、充填性、流動性、吸湿性などがあります。充填性はみかけ体積や、みかけ密度、空隙率、流動性は安息角、オリフィスからの流出速度、内部摩擦係数、吸湿性はCRHの理解が大切です。
製剤、結晶多形と粉末X線回析法
同じ化学物質だが、結晶構造が異なるものを結晶多形といいます。結晶多形の測定方法には、粉末X線回析法があります。粉末X線回析法は、回析されるX線が結晶固有の値であることを利用しています。
製剤、pHと特殊酸塩基触媒作用
H+やOH-によって、薬の分解を促進することを特殊酸塩基触媒作用といいます。特殊酸塩基触媒作用から、分解速度定数を小さくするように、pHをコントロールすることで、薬の分解が最小限に抑えられることがわかります。
製剤、日本薬局方通則のまとめ
薬の安全性や有効性などの品質を正しく保つために日本薬局方が存在します。今回は日本薬局方のうち、通則についてまとめていきます。
製剤、日本薬局方の散剤のまとめ
散剤は日本薬局方では、経口投与する粉末状の製剤と定義されています。日本薬局方に載っている散剤の試験法には、製剤均一性試験法、溶出性試験法がある。
製剤、日本薬局方の顆粒剤のまとめ
日本薬局方で顆粒剤は経口投与する粒状に造粒した製剤と定義されています。日本薬局方の顆粒剤の試験法は、製剤均一性試験法、溶出性試験法又は崩壊試験法などがあります。
製剤、日本薬局方の錠剤のまとめ
日本薬局方では錠剤は経口投与する一定の形状の固形の製剤と定義されています。日本薬局方では錠剤の試験法は、製剤均一性試験法、溶出性試験法又は崩壊試験法などがあります。
製剤、日本薬局方のカプセル剤のまとめ
日本薬局方でカプセル剤は、経口投与するカプセルに充?又はカプセル基剤で被包成形した製剤と定義されています。カプセル剤の試験法は、製剤均一性試験法、溶出性試験法又は崩壊試験法などがあります。
製剤、日本薬局方の軟膏剤やクリーム剤のまとめ
日本薬局方の軟膏剤とクリーム剤のまとめです。軟膏剤や、クリーム剤の基剤には、油脂性基剤、水様性基剤、乳剤性基剤などの種類があり、混合する時には注意が必要です。
製剤、日本薬局方の坐剤のまとめ
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輸液の電解質のバランスを見るにはmEq/Lの方がわかりやすいです。mEq/L=mmol/L×電荷数で表され、計算方法などをまとめています。
製剤、浸透圧の単位mOsm/Lとは?計算方法は?
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製剤、氷点降下度法の計算方法
水は0℃で凍りますが、塩水では0℃では凍りません、これを利用して等張化計算する方法が氷点降下度法です。血清や涙液や生理食塩水の氷点降下度は0.52℃です。
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食塩当量は血清や涙液は生理食塩水と等張であることを利用して計算します。つまり食塩当量は医薬品の1gが塩化ナトリウム何gの浸透圧と同じかを利用して計算します。
製剤、等張容積法の計算方法
等張容積は医薬品1gを溶かして結成や涙液と等張にするために必要な水の量を計算します。等張容積法などの計算方法とまとめです。
製剤、コントロールドリリース(放出制御)型製剤にはスパンタブ、ロンタブ、グラデュメット、スパンスル、スパスタブなどがある
コントロールドリリース(放出制御)型製剤のシングルユニットタイプには、スパンタブ、ロンタブ、グラデュメット、マルチプルユニットタイプにはスパンスル、スパスタブなどの種類がある
製剤、薬のキャリアーにはリピッドマイクロスフェアやリポソームなどがある
薬の有効性や安全性を高めるにはターゲティングが重要です。ターゲティングを実現するにはキャリアーが重要な働きをして、リピッドマイクロスフェアやリポソームなどがあります。

 
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