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前回の薬の吸収は非撹拌水層、溶解速度、胃内容排出速度などの影響を受ける。では吸収について確認しました。今回からは分布を確認していきます。

吸収され、循環血液中にのった薬は組織に行きます。これを分布と呼ぶのでしたね。薬は血液中にそのままいる非結合形薬物と、タンパク質にくっついた結合形薬物という2つの形で存在しています。これらのうち、非結合形薬物のみが毛細血管壁を透過して組織細胞内に分布することができます。
組織細胞内でも同様に、非結合形薬物と結合形薬物で薬は存在し、このうち薬理作用を発現するのは非結合形薬物となります。

分布のおおまかな内容はこんな感じになります。今回はそのうち毛細血管壁や血漿タンパク質を細かく見ていきます。
毛細血管壁は、微妙に隙間が空いていて、主に3つにわけられます。

次は、薬がくっつく血漿タンパク質をみていきます。
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血漿タンパク質は様々な種類がありますが、代表例にはアルブミン、α1-酸性糖タンパク質などがあります。
血漿タンパク質の中で、最も多く存在するのがアルブミンです。アルブミンは、酸性の薬と親和性が高く、その代表的な薬の名前とともに、結合部位が3つあります。
覚え方として、サイト「ワ」ンは「ワ」ルファリンサイトのワつながりで覚えましょう。
サイトUは、サイトUは4文字、ジアゼパムは5文字と文字数つながりで覚えましょう。
サイトVは消去法です。

先ほどのアルブミンが酸性薬物と親和性が高かったのに対して、α1-酸性糖タンパク質は塩基性薬物と親和性が高いです。塩基性薬物の代表例には、プロプラノロールやリドカインなどがあります。
α1-酸性糖タンパク質と名前に酸性がつくため、塩基性とくっつきやすいイメージを持ちましょう。こっちを覚えればアルブミンは消去法で覚えられます。