製剤、等張容積法の計算方法

製剤、等張容積法の計算方法

等張容積は医薬品1gを溶かして結成や涙液と等張にするために必要な水の量を計算します。等張容積法などの計算方法とまとめです。

Sponsored Link

製剤、等張容積法の計算方法

前回の製剤、食塩当量の計算方法では食塩当量の等張化計算について確認しました。今回は等張容積法についてまとめます。ようやく計算シリーズ最後です。

 

 

等張容積

前回の食塩当量では、塩入れることで調製をしました。もう一つ等張にする方法があります。それは塩水の水の方を調製すればよいのです。今回の等張容積は水の方を調製することで等張化する方法です。

 

つまり等張容積は、医薬品1gを溶かして結成や涙液と等張にするために必要な水の量を計算します。

 

計算シリーズファイナルも習うより慣れよのため、例題を見ていきましょう!!(笑)

 

Sponsored Link

Sponsored Link

 

例題1

1w/v%プロカイン塩酸塩点眼液100mlを塩化ナトリウムで涙液と等張にするためには、何gの塩化ナトリウムを加えればよいか?ただし、プロカイン塩酸塩の等張容積は23.3mlとする。

 

問題文にプロカイン塩酸塩の等張容積は23.3mlとあるため、1w/v%プロカイン塩酸塩点眼液100mlのうち、23.3mlは等張状態にあるわけです。つまり100-23.3=76.7mlを等張化すればよいことになります。

 

これだけ計算してきたら、さすがに生理食塩水0.9%を覚えてきたかと思います。0.9gが100mlに溶けていれば等張なのでこれを利用します。求める塩化ナトリウムの量をXgとすると、

 

0.9g:100ml=Xg:76.7ml

 

X=0.69g。これが答えです。

 

もう一つ例題です。

 

例題2

涙液と等張な1.5w/v%硝酸銀溶液を300ml調製するのに必要な硝酸カリウムは何gか?ただし、硝酸銀の等張容積は36.7ml、硝酸カリウムの食塩当量は0.56gとする。

 

計算シリーズファイナルにふさわしい食塩当量と等張容積の合わせ技です。

 

1.5w/v%硝酸銀溶液を300ml作るため、この中に入っている硝酸銀をYgとすると、1.5g:100ml=Yg:300ml。

 

これを解き、Y=4.5gとなり、この溶液には4.5gの硝酸銀が入っています。

 

等張容積は1gを等張にする水の量であるため、求める4.5gの等張容積をZmlとすると、1g:36.7ml=4.5g:Zml。

 

これを解き、Z=165.2ml

 

つまり300mlのうち、165.2mlは等張であることがわかります。300-165.2=134.8mlがまだ等張でないため、この分を硝酸カリウムで調製していきます。しかし、食塩当量しか与えられていないため、まず134.8mlを等張にする塩化ナトリウムの量を出します。求める塩化ナトリウムをAgとすると

 

0.9g;100ml=Ag:134.8ml

 

これを解き、A=1.21g

 

塩化ナトリウムでは1.21gを加えれば等張になることがわかりました。硝酸カリウムの食塩当量は0.56gであるため、求める硝酸カリウムをBgとすると、

 

1g:0.56g=Bg:1.21g

 

これを解き、B=2.16g。これが答えです。

 

これだけ問題を解いていれば、気づくと思いますが比の計算です。問題文から、何と何がどれくらいに相当するのかということを考えて比の計算式を立てていけば、このシリーズの計算は問題ないかと思います。

 

まとめ

  • 等張容積は医薬品1gを溶かして結成や涙液と等張にするために必要な水の量

就職や転職でお悩みの方はコチラ!私はここで年収120万円上がりました

Sponsored Link