製剤、食塩当量の計算方法

製剤、食塩当量の計算方法

食塩当量は血清や涙液は生理食塩水と等張であることを利用して計算します。つまり食塩当量は医薬品の1gが塩化ナトリウム何gの浸透圧と同じかを利用して計算します。

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製剤、食塩当量の計算方法

前回の製剤、氷点降下度法の計算方法では氷点降下度による等張化計算について見ました。今回は食塩当量による等張化計算方法を確認します。

 

 

食塩当量

氷点降下度でも確認したように、血清や涙液は生理食塩水と等張でした。このことを利用して計算するのが、食塩当量です。つまり、ある医薬品の1gが塩化ナトリウム何gの浸透圧と同じかということを利用して計算していきます。

 

ではいつものように例題です。

 

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例題1

ピロカルピン塩酸塩1%点眼剤を100ml調製するとき、等張化するのに0.66gの食塩を必要とした。ピロカルピン塩酸塩2%点眼剤を100ml調製するとき、等張化するのに必要な食塩は何gか?

 

まずピロカルピン塩酸塩1gの食塩当量を求めます。求めるものをXとします。

 

そしてピロカルピン塩酸塩1%点眼剤100mlには、ピロカルピン塩酸塩1gを含んでいます。ピロカルピン塩酸塩1gに食塩0.66gを加えたものが生理食塩水と等張になるわけですから、X+0.66=0.9となり、X=0.24gとなります。

 

よってピロカルピン塩酸塩1gの食塩当量は0.24gとわかります。

 

次にピロカルピン塩酸塩2%点眼剤100mlには、ピロカルピン塩酸塩2gを含んでいます。先ほどピロカルピン塩酸塩1gの食塩当量は0.24gとわかっているため、0.24g×2=0.48gとなります。

 

問題文は、ピロカルピン塩酸塩2%点眼剤を100ml調製するとき、等張化するのに必要な食塩は何gか?となっているため、求めるものをYとします。

 

先ほどと同様に、ピロカルピン塩酸塩2g+Y=0.9となるため、0.48+Y=0.9となり、Y=0.42となります。これが答えです。

 

いつものように、習うより慣れよなので、もう一問いきましょう(笑)

 

例題2

次の処方で体液と等張なエフェドリン塩酸塩の溶液を調製するのに必要なブドウ糖の量は何gか?ただし、エフェドリン塩酸塩の食塩当量を0.3、クロロブタノールの食塩当量を0.24、ブドウ糖の食塩当量を0.18とする。

 

  • エフェドリン塩酸塩;0.6g
  • クロロブタノール;0.15g
  • ブドウ糖;Zg
  • 精製水;適量で全量60ml

 

それぞれの食塩当量を計算していくと、0.6×0.3+0.15×0.24+0.18Zとなります。

 

今回は精製水で全量60mlとするため、注意が必要です。生理食塩水は100mlで0.9g含むわけですから、60mlでは、0.9×0.6=0.54となります。この0.54と先ほどの式が等しくなればよいわけですから、

 

0.6×0.3+0.15×0.24+0.18Z=0.54。これを解いて、Z=1.8g。これが答えです。

 

まとめ

  • 食塩当量は医薬品の1gが塩化ナトリウム何gの浸透圧と同じかを利用して計算する。

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