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私たちが飲み薬を飲む場面、例えば花粉症の飲み薬を飲んだ時に、すぐに鼻水が抑えられるわけではありません。飲んだ後、効果が出るまでにタイムラグがあります。また薬を飲んである程度時間が経つと、薬が切れてまた鼻水が出てきてしまうこともあります。

この一連の流れを理解するうえで役立つのが薬剤の分野です。このカテゴリーでは、薬物動態学などの薬剤学をまとめていきます。
私が学生の時に、薬剤学の先生の話が宇宙語すぎて、苦しんだ記憶があります(笑)おそらく私と同じように薬剤学で苦労している薬学部の学生は多いのではないでしょうか。なので、私もなるべく宇宙語にならないように、わかりやすくまとめていきたいと思うので頑張ってついてきてください。
まず私たちが口から薬を飲んだ後は、大きく4つの過程を経て効果を示します。
これらの頭文字をとって、この過程をADMEと略されることもあります。ちなみにこのADMEを「アドメ」と発音します。
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ADMEの簡単な流れを先ほどの花粉症の薬をもとに見てみましょう。
まず経口で投与された花粉症の薬は小腸で吸収されて、門脈へ送られ肝臓で代謝を受けます。なお、このことを肝初回通過効果と呼び、剤形を考える上でとても大事です。

代謝を乗り越えた薬は全身循環に乗り、体の組織に分布して、鼻水を抑える効果を示します。
花粉症の薬は分布して効果を示しながらも、再び代謝を受け、尿中に排泄されます。
飲み薬だけがすべてではありません。例えば先ほどの花粉症の薬は他にも点鼻薬や、点眼薬なども使われます。
他の剤形の例には、注射剤、貼付剤、吸入剤、坐剤などもあります。
先ほどの経口薬では肝初回通過効果を受けて、薬の全身循環に回る量が減ってしまいましたが、これらの剤形は直接全身循環に乗ったり、作用部位に効果を示すことができるため、肝初回通過効果を受けません。
なお経口薬でも、舌下錠やバッカル錠などの口の粘膜などから吸収されるため、肝初回通過効果を避けることができます。このため、薬を考える上では、投与経路や剤形はとても大事です。
今後別ページでADMEは細かくまとめていくので、今回はなんとなくそうなんだなぁくらいで大丈夫です。