細胞内小器官にはミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体、リソソーム、ペルオキシソームなどが存在します。これらがうまく働くことで細胞の機能が保たれています。
循環器2、刺激伝導系と心電図
刺激伝導系は洞房結節→房室結節→ヒス束→左脚右脚→プルキンエ線維と伝わります。心電図は活動電位の時間的変化を体の表面の電極で記録したものです。
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前回の循環器1、心臓の構造では心臓の形などを見ました。今回は刺激伝導系について見ていきます。
心臓には刺激伝導系という電気のようなものが走っていて、その電気がうまく伝わることで拍動します。その伝わり方は、洞房結節→房室結節→ヒス束→左脚右脚→プルキンエ線維という順番に伝わります。
これらの電気信号を調整しているのが、ナトリウムイオンや、カリウムイオン、カルシウムイオンになります。これらが細胞内を行き来することで、細胞がマイナスになったりプラスになったりと電気のようなものが発生するというのをイメージできれば大丈夫です。この発生する電気のようなものを活動電位と言います。
次に活動電位とイオンの流れをみてみます。
心室筋が活動電位を生じると、下のような図をとります。
それぞれの線のところでは各イオンが関わります。
活動電位が生じている時間のことを、活動電位持続時間といいます。また活動電位を発生すると、ある一定の間は活動電位を発生することが出来ず、この期間のことを不応期と言います。
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心電図は健康診断などで横になり、吸盤のようなものをくっつけられるやつです。
心電図は活動電位の時間的変化を体の表面の電極で記録したもので以下のような波形が通常では描かれます。