細胞内小器官にはミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体、リソソーム、ペルオキシソームなどが存在します。これらがうまく働くことで細胞の機能が保たれています。
血液系、赤血球、白血球、血小板
血液を遠心分離にかけると、血球と血漿にわけられ、血清は血漿の一部ということができます。赤血球は酸素の運搬、白血球は免疫、血小板は血液凝固に関わります。
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前回の感覚器、眼と耳では眼と耳について見ました。今回は血液について見ていきます。
血液は体の中をめぐり、酸素や炭酸ガス、栄養素や代謝産物、イオンや水、ホルモンなどを運搬します。その他免疫などの生体防御や、血液凝固などにも関わります。血液を遠心分離にかけると、血球と、それ以外の黄色っぽい血漿にわけられます。
血漿のほとんどは水分からなり、残りはイオンやタンパク質などが占めます。血漿タンパク質のうちアルブミンと呼ばれるタンパク質は間質液と血液の間の水分移動に関わり、アルブミンが少ないと浮腫が起こったりします。
血漿とよく似た言葉に血清がありますが、血清は、血漿からフィブリノーゲンというタンパク質を取り除いたものです。なので血清は血漿の一部ということができます。
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血球はさらに以下の3つに分けられます。
これらの中で、血小板は特に抗血小板薬などに関わってくるので重要です。
先ほどの赤血球、白血球、血小板などの血球は胎児では肝臓、脾臓、リンパ節などで作られますが、生後は骨髄で作られます。骨髄は骨の中央部の髄腔内に存在して、赤色骨髄が血球を作ります。多能性幹細胞を出発点として、それぞれの血球は以下のように作られます。
ややこしいですが、図をしっかりとおさえましょう。